情報盲

「フワ〜。」
今起き出したところ。静かな秋の日曜の朝、暖かな陽射しを受け、のんびりと気持ちの良いものだ。
とは言っても、週次業務の寝起き読書in Bed は既に済ませているのである。努々tanuoさんの事をグータラ呆け親爺などと思う事なかれ。
新聞を取り込み髭を剃りながら目を通す。「髭の粉が新聞にかかる。」とかみさんに叱られながら、一向に改める事の出来ないグータラtanuoさんなのである。


3頁目には太陽光発電への補助金復活の記事。「結局一時金(補助金)で済ませてしまったのか。それも1割程度。」
5頁目には社説。新聞週間に因んで、今後のジャーナリズム(わざわざ横文字を使っています。)のあり方について論じているようだ。「論説員の任務として【ニュース鑑定人】であらねば。との思いを強くしている云々。」
「ふ〜ん。」立派な事を仰っています。でもその成果ってどこに現れているのでしょ。
太陽光発電の普及に向けて欧州で成功を収めているF.I.T.(電力会社が一般家庭等の余剰電力を固定額で買い取る制度)など新聞紙面では一度も目にした事は無い。他所がやっている良い例を広く庶民に報道しないで【ニュース鑑定人】なんてよくもまあ口から出てくるものですわ。【ニュース規制人】の間違いじゃあないの?
良い方法、他国の成功例を報道しなければ、それを立法化しようという動きすら出てこない。国民の間でそういう気運が高まれば反対の為のロビー活動をしている各電力会社もその流れに逆らえなくなる。
国民の為、国家の為に最も良い事は何か?といつも考えている報道関係の人なら、もっと庶民の啓蒙に努めるべきでは?


あああ、また余計な悪口を吐いてしまった。
報道関係の人達も悪意があってやっている訳ではないのでしょう。ただ何もかも知らなさ過ぎるだけの話。
でも…、たとえ悪意が無くても、知らない事自体がその仕事に就いている者としての、資格を欠いているような気もしますが…。