続 御在所の七不思議

う〜、使い勝手が悪いなあ。標題入れてリターンで送信してしまった。また本文送信までの暫くの間、標題だけの状態になってしまう・・・。(独り言です。Never mind!)


御在所の七不思議なんて題で4件まで記したが次が出てこない。
以下のものが候補として上がっているが、もっと他にもあったような…。
 1 上水晶谷の件
 2 黒谷出合の件
 3 中道-裏道 連絡路の件


いまひとつ面白くないなあ。では、じっくりと昔話でも思い出しながら、とりあえず一休み。


代わりに別のお話。七不思議の番外編(ちっとも不思議な話ではありませんが)、私の【とっておきの場所:Hotel 中又】の紹介です。
前尾根テストストーンから真っ直ぐ中又へ、と言っても羽根がある訳ではないので一壁を巻きその裏から中又をつめる。
後尾根に突き上げているルンゼを左に分け、バットレスと後尾根の間を狙いつめて行く。斜めに右上する巨岩をいくつも越えひたすら這い上がって行く。明確な道や踏み跡は無いが奥へ奥へと意識して行けば変な所へ行ってしまう事は無いでしょう。ただⅢ級程度の岩登りは要求されます。
最後のつめは四角い岩溝。幅、奥行き共7-80cmくらいだったかな?1mは無かったと思う。それが垂直に数m続いている。横に向きレイバックでチムニー登り。上に抜けると六畳くらい(八畳くらいあったかな?いやもっと狭く四畳半くらいだったかも。)の大テラス。真っ平らで真っ白の花崗岩の大広間である。
藤内の喧騒を離れここで優雅に昼寝なんぞをするのが殊のほか好きだった。
遠くで聞こえるコール、間近で聞こえる風の囁き。真上には大きくハングした大岩が軒のように被さっている。それも数十m上なので小さくしか見えない。そしてその周りは真っ青の夏空。
寝転んで見ていると花崗岩の冷んやりとした心地良い感触が伝わってくる。下界の暑さを忘れ、いつしか瞼が閉じられて行く。遠くのコールを子守唄として…。
こんな素晴らしい所があるって事みなさんご存知でしょうか。あくせく登る事だけが楽しみって人も、いつか息切れし始めた時には、ここでのんびりするのも良いものですよ。
半日のんびりと命の洗濯をした後は、アップで一気に降ります。途中空中懸垂になる事もしばしばですが、あっという間に降れるのは楽チンです。2ピッチか3ピッチのアップで平坦な中又の底へ降り立ち、後は通常の踏み跡を辿り裏道へ。
こういった軟弱なお遊びも山の楽しみのひとつかな?と思います。