マイナスイオン

今朝ベッドの中でまどろんでいると、
「おとう、ドライヤーが火噴いた。」とかみさんの大声。
「ふ〜ん。」
「テーブルの上に出しとくから、子供達に使わんよう言っといて。」
そんな大声だしてたら子供達も聞こえているだろうに。
寝起き読書の後、ゆっくり起き出すと既に二人共起きていた。
「ドライヤー壊れたって。」
「うん、もう捨てといた。」
まる聞こえなのはあたりまえである。
T哉はまたバイクでツーリング。S司は友人から貰った金属性のラックが学校に置きっぱなしなので家まで運んで欲しいと言う。
「しゃーない、運んでやるか。」と渋って見せるが実は嬉しいのである。いつまで経っても子離れできないtanuoさんなのである。
ついでにドライヤーも買ってくるか。ヤマダ電機の安心会員用割引カードも使わなくっちゃいけないし。
洗車後S司と一緒にお出かけ。薫風を受けながら窓全開で走る。爽やかな皐月晴れ。
学校の正面まで行くと何やら騒がしい。そしてかなりの人出と路駐車の列。
「なに? 今頃学祭?」
「うん、○祭やってる。」
よりによってこんな日に来るとは…。Uターンも出来ないのでグルッとひと回り。
「しかしデカイ敷地だなあ。D大とは雲泥の差だね。」
「うん、狭い代わりに上に伸びてた。」
そう都心ではないがあそこも地価は高いのである。高層化して広げるしかないのである。
南面のテニスコート側から入る。ここは宇宙線ドームがあり、仕事でよく訪れた事がある。しかし20数年も経てばかなり様子が変わっている。S司の研究室はその奥、ラグビー場前から入った所だそうだ。なんだ宇宙線のすぐ傍だったのか。
学部生は学祭やスポーツに打込んでいるのに、S司は「我関せず。」25歳にもなってまだグータラしている。ああこの先どうなる事やら。
ラックをトランクに乗せ、帰りにヤマダ電機に寄る。
ドライヤーもピンキリ。高いのは1万円以上している。なんでドライヤー如きでこんな値段なんだ〜?もしかしてドライヤーにもマイコンが入ってるのとちゃうか?
お手頃価格帯に「マイナスイオンを放出する」なんてものがあった。
「プラズマでも出すのかな。」と笑いながらS司。
「帯電して火傷せんかな?」と私も笑いながら。
「傍にいる女性の店員さんにマイナスイオンって何か聞いてみようか。」tanuoさんは悪ふざけが過ぎるのである。
結局マイナスイオン云々というのはパス。2,480円のものを買って帰る。
未だにマイナスイオン伝説が家電品の宣伝に使われている。
山関連の個人サイトでもマイナスイオンを浴びてきただのと訳の解からない事を宣わってござる。
訳の解からない事を宣伝に使い始めた人、いい加減に責任とって頂戴よ。何も知らない人を騙して詐欺罪に問われないのですかね〜。