やっと咲いたよ

金木犀
もう10月16日ですから例年より約1週間遅れ。
今朝リビングのカーテンを開けると、目前の金木犀が目に入りました。花芽が着いている事は気付いていましたが、それが大きく膨らんでいます。掃き出し窓を開けると仄かな香り。

濡れ縁に出て凝視するとやっと開きかけの状態。

これくらいの柔らかな香りが良いですね。これが直ぐにどぎつい臭いに変わります。丁度トイレの芳香剤のような。あれはいただけません、鼻がもげちゃいます。

この香り、昔から凶事と重なり不吉な香りというイメージが刷り込まれてしまい、あまり好きにはなれなかった香りなんですが、いつしかそのトラウマも薄れ心待ちにするようになっていたのかもしれません。齢74歳ともなれば諸事忘却の彼方へと追いやって行くものなのでしょう。
真っ盛りの頃は街中にこのどぎつい香りが漂い、食傷気味になるのですが、どこからとも知れず漂って来る仄かな香りはなんとも好ましいものです。

さあ、これが咲き終わったらこの木も強剪定。少々大きくなり過ぎました。
その下にはランタナ

大人しく慎ましやかに咲いています。これも樹勢が強く、どんどん周りに侵食してしまう、いわゆる「庭に植えてはならない植物」なのですが、こうやって時々強剪定してやると大人しくしています。
まあ江戸幕府の農民政策みたいなものですな。曰く「百姓は生かさず殺さず。」庭木も樹勢の強いものは「生かさず殺さず。」
金木犀の隣の杠葉も大きくなり過ぎ。白樫もシマトネリコも。これら全て、「生かさず殺さず。」