山道具

正月休み、ゴールデンウィーク、夏休み、と年に3回一週間に及ぶ休みがある。
これ以外に毎週土日が休みなので雑務等はここで済ませる事が出来る。
子供の親離れに伴いそれに関わる用も殆ど無くなってしまった。そのためわざわざ休暇をとる事も無い。週次業務の御在所通いのおかげか体調を崩し休むことも滅多に無い。職場にとって居ても居なくてもどうでも良い存在だが、休む事無く毎日出社している。そのうち「来なくて良い。」と言われそう。
若い頃は殆ど使い切っていた年休も、今では殆ど使う事なく毎年消えて行く。…何が楽しみで生きているのか。こんな事さえ頭の中に留まることも無く、毎日の徒労の中に埋没して行く私。


生きているのか死んでいるのか解からない私とは全く違う人達がいる。中高年の域に達しながらも夢を追っている人達がいる。その溌剌とした心の若さに羨ましさを感じながら、同時に「その夢が適ったから何だって言うのだろう。」と醒めた目で見ているシニカルな自分がいる。
ちょっと待て! これって若い頃の心を病んでいた時の自分と同じではないか?
ただ単純に面白れ〜から登る。という解に偶然辿り着き、それが心の病の最良の治療薬となった。
単純に面白いと思う事の大切さを再認識する。これが今の自分にとって心の老化防止の特効薬かもしれない。
それじゃあもっと積極的になっても良いかな? って事でスパッツを新調した。(約5,000円)
雨でも快適に。っとゴアの合羽もNetで買った。(約20,000円 まだ届いていない。)
道具に投資することで自分を追い込んではみたものの、勿体なくてなかなか新しい道具を使う気になれないかもしれない。
ドケチの性格だけは簡単には変えられないようである。


しかしなあ、道具から入るってところは今の若い人達と同じ性向のような…。
いや、道具は武器である。武器の劣勢は精神力なんぞでカバーできる訳が無い。ということで、今Net Shopでシャベルを物色中である。
コンロへの給油用に漏斗も物色中である。たまには雪洞で夜明かししてみたいですから。