安物買いの銭失い?

コロンビアのザックが届きました。
開けてみるとペランペランの如何にも安物といった印象。
中味を入れ替えようとすると必然的に現行ドイターと比べてしまいます。
うん、やはりドイターの方はしっかり作られています。いろんなおまけ機能もさることながら最も目に付くのは底面。
ドイターは擦れに強い木綿風(たぶんテトロン帆布だと思いますが)のあて布が施されているのに対しコロンビアは本体同様のペラペラの化繊布。「使っている内に絶対穴が開くよなあ。」
昔はこの部分、高級品だと皮が使ってあったり、エポキシ樹脂などを含侵して擦れに強くした生地を使っていました。
やはり安かろう悪かろうだったのでしょうか。
背面内側の段マット(テント泊時の敷物。ここに背中が当たるようにして横になります。)用ポケットも小さくて出し入れが不便です。3枚折の内1枚を切り取って薄くしてあるにも拘わらず。
大きさ的にはドイターのように容量が公称より小さくて物が入らないって事はありません。昔ながらのごく普通の公称通りの容量のようです。
全体的に作りがちゃちで如何にも安物らしく見えます。
やっぱり安物買いの銭失い?
現役の時使っていた親分お手製のザックが当時のお値段で8,000円でした。当然その頃は消費税はありません。
今回買ったコロンビアのザックも買値は8,000円ほど。50年前と同じ値段って事は物価上昇率を考慮すると当時の価格で1,600円相当のものと同じ? そりゃやはり安物買いの銭失いだったのかなあ。やはり3-4万円は出さないとまともなものは買えないようです。
取り敢えず次回はこれを使い、調子が悪かったら修理したドイターに戻します。
かみさんは黙って安物を買った事を咎め、「自分で稼いだお金なんだからもっとまともなのを買えばいいじゃない。」と言いますが、それが出来ない根っからの貧乏人根性、三つ子の魂百までと言いますが全くその通りだと思います。百歳を越えればそれも緩和されますかねえ?