なんじゃもんじゃ通り

爺さんの墓参りの後、コスモス経由で乗鞍のヤマギシへ。
これ最近知ったのですが、「ノリクラ」でなく「ジョウアン」と読むそうです。昔から乗鞍岳に通い続けていた者からするとつい「ノリクラ」と読んでしまいますよね。
いや、そんな話しではなく、そこへの道で新発見をしたので。
白土の変則交差点を過ぎてから道路両脇に真っ白の街路樹が延々と植えられていました。車を降りて確認した訳ではありませんが、どうやら【ナンジャモンジャ】の木のようです。正式名は【ヒトツバタゴ】でしたっけ。
毎週のように通っている道なので今まで気付かなかったなんて事はありません。よく見るとどの木も幹には麻布が巻かれていますから、最近植樹したもののようです。それがこの陽気で一気に開花したものと思われます。たぶん冬の間に植えたのでしょう。
ナンジャモンジャの街路樹と言うと名古屋市内の広小路通りにもありました。この時期の通勤時にはよく目を楽しませてくれたものです。いやもう少し遅い時期だったかな。今年はやはり何もかも開花が早いのかもしれません。
乗鞍から先の鳴海まで続いているのかどうかは判りませんが、少なくとも白土から徳重までは続いていました。
木全体が真っ白になるほどの開花は見応えがあります。正式には県道36号諸輪名古屋線と言うらしいですが、周りの人達は鳴海街道と呼んでいました。東郷町から鳴海への抜道として昔から使われていたのですね。
私が初めてこの道を通ってから既に半世紀が経っています。当時職場が白土にあり、車を手に入れてから運転の練習に田舎道をよく走っていました。今ではその頃の様子とは全く違っており、本当に隔世の感があります。いや本当に周りは田圃だらけで幅も2台がやっとすれ違える程度、対向車が来る度にお互い減速してすれ違うって感じでした。それが今では道路両側は建物が切れる事はなく延々と続いています。はい、ずっと市街地を通る事になっています。
昔は白土を過ぎたらずっと田圃、鳴海の緑市民病院辺りからやっと建物が目立って来るという感じでした。当然街路樹の並木なんてありません。それがナンジャモンジャ並木のお洒落な道になったなんて。
半世紀、短かったようでやはり長かったんですね。

因みに◯◯街道ってよく聞きますが、同じ道でも地域ごとで呼び名が変わる事がよくあります。
県道56号名古屋岡崎線を名古屋の人は【岡崎街道】と呼びますが、なんと豊田市岡崎市の人は【平針街道】と呼んでいます。名古屋の天白区平針が起点となっているからでしょうが、皆さん自分の住む地域を起点として行き先の名前で呼ぶんですね。