紅俺ん路

先日、乗鞍のヤマギシ店舗で。
早々と温州みかんが姿を消し、あるのは【紅俺ん路】のみ。次に出る八朔やデコポンはもう少し先になるようです。ヤマギシさんは自前の農園で出来るものを販売しているだけで、他のマーケットのようにいろんな所から取り寄せている訳ではないので品揃えは少ないです。しかし裏を返せば旬のものしか扱っていないって事でもあり、知らず知らずの内に季節毎の旬を味わわせて貰っているって事でしょう。旬でもない、美味くもないものを季節外れに頂いているより、余程季節感が味わえて人本来の生活を楽しんでいる事が実感出来ます。
この【紅俺ん路】、【紅オレンジ】と読みます。和歌山で栽培しているそうで、糖度が高く皮ごと食べられるそうです。
この日は2袋買ってきました。史クンを預かるので泣かれないよう果物で釣る為です。他に苺もワンパック。たぶんもう泣かれることは無いと思いますが念の為って事で。
結局史クン釣るのは苺だけで済み、紅俺ん路一袋は帰りにMちゃんに持たせました。
もう一袋が残ったままになっていたので、本日試しに1個頂いて見ました。ええ、宣伝通り皮ごとです。
で、なんと言いますか、食べて食べられない事はありませんが、やはりそう美味いものではありません。丸かじりした時最初に感じたのは金柑を齧った様な味とでも言いましょうか。柑橘類の皮って皆あの様な香りと味なのでしょう。ママレードの様に砂糖漬けにしてしまうと金柑の様な香りは抜けてしまうようです。お節に付いている金柑のシロップ漬けが最も近い味です。
しかし2個目は無いですね。ちゃんと皮は剥いて食べます。その方がずっと美味しいです。皮ごと食べてもあの糖度の高さのお陰で食べられただけのように思います。実だけだったらさぞかし美味かった事でしょう。皮の色も蜜柑色と言うより朱色に近いです。だから名前に紅が付いているのでしょう。小ぶりの蜜柑が一袋に6-7個、それで490円は高いです。まあ家のかみさん、孫の為なら金銭感覚ずれまくり。金に糸目は付けません。それも大きくなるまでの事でしょうからそれまで待つか。