コリコリ食感

先日の御嶽山の帰り、麓の王滝村蕎麦屋に寄りました。
山頂で地元のお姉さんに紹介していただいた所です。話の中で色が白く香りも薄いと聞いていたので更科蕎麦であろう事は気付いていました。
少量しか取れない一番粉で打ったこの蕎麦は元々お殿様に献上するような高級なもの。
貧乏人の小倅である私には不釣り合い。私には下品な全粒粉で打った田舎蕎麦がお似合いと、わざわざ更科蕎麦を選んで食べる事はありませんでした。
そんな私ですが、久しぶりに食べて見るとこのコリコリした食感と仄かな蕎麦の甘み・・・。これはこれで美味かったです。そうですね、田舎蕎麦とは別物なんですね。同じ蕎麦という括りで比べるからダメなんですね。
かと言って別に病みつきになった訳ではありませんが、昨日かみさんと近所の【わか松】でのランチで。トンカツセットに付いている麺をざるそばにしました。ここの蕎麦って更科なんです。それでまたあの食感を楽しみたくて。
うん、コリコリ食感と上品な甘さが甘めのつゆによく合います。そして付け足しの蕎麦であるにもかかわらず、ちゃんと蕎麦湯も持ってきてくれます。最後に飲み干し、美味かった〜。
お腹は満腹なんですが、今度は蕎麦特有のあの香りと辛めのつゆとよく合う芳醇な旨味の田舎蕎麦が食べたくなっちゃいました。
やはり貧乏舌のtanuoさんには下品な田舎蕎麦の方が合ってる?