ニジコトチパリハシセッペ

今日S司の留守中に宅配便が届きました。
送り主、受取人ともにS司で包装紙にはMaster's Dreamと印刷されています。
私の誕生日が近いので、プレゼントのようです。
「こんな事しなくても良いのに。」と思いながらも、私に気を使っているのが解ります。
大きさから半ダースくらいなので金額にすると2千円くらいでしょうか。その程度ならまあ良いか。
傷病手当金受領の18ヶ月が終わり、その後医者から就労可能の診断書を取付け、失業給付金申請も兼ねてハローワークでの就活を始めようとしているところです。
親からは生活費など請求される事も無く、傷病手当金は殆ど貯蓄に回っていたようです。就職してから発病前の転職まで家に居た間はかみさんに強制的に預金させられておりそこそこの貯蓄はありますが、この先親が亡くなれば何もかも自分で管理して行かなければなりません。私ならそんな無駄遣いするより何でも良いから自分に投資する方を選びます。
退院直後は資格試験に向けて勉強している時も有ったのになあ。
とは言えもうアラフォーの域に達している者に、子供に言うようなセリフも吐けません。言うべきか言わざるべきか、悩ましさに悶々とする日々です。
なんであんなに脳天気なんだろ? どうやるとあんなのんびり屋さんに育つんだろ?
私の幼少期は貧困真っただ中、お金が仇のような生活でした。そして何もかも最初から諦め、お金のかかりそうな事には予防線を張る。
自分の子供にはあんな思いはさせたくないと思い、お金に困るような生活をさせなかったのが返っていけなかったのでしょうか。何かしらの強迫観念があればもっとしっかりした人間に育っていたのかもしれません。
幸か不幸か私は幼少期の貧しさのおかげで、自立心や主体性は早くに確立出来たと思います。と言うか常に何かに恐れを感じており、身の保全の為に出来る事は早めに片付けなければおられない性格になってしまいました。出来る事を片付けてしまえば後はのんびりしていられるので、それがまた癖になってしまうんですね。
学業もそうです。無線学校の頃などは典型的な 優、優、優、可 (前期中間、前期末、後期中間が優、学年末が可)を地で行ってました。先生達も苦笑い。でも血液B型の理系には結構居るらしいです。かく言う私もB型の理系です。
これは小学校の頃からそうだったようです。その頃の通知表に書かれていた評価を今でも覚えています。
曰く、「興味のある事には驚くほど集中するがそれ以外には全く無関心。」だとか「積極的な面もあるが依頼心が強く自ら進んで取り組まないところがある。」等々。これってアスペ?

記憶力は人並みにあったので丸暗記もお手の物。中学の頃、美術や保険体育にも実技だけでなく筆記試験が加わりました。
同じクラスの?君達が法定伝染病の頭文字を並べて暗記していました。私も仲間に入れてもらいその羅列を呪文のように覚えました。最初の一語があれば病名は直ぐ出てきます。それが表題の呪文です。
(ニ)日本脳炎、(ジ)ジフテリア、(コ)コレラ、(ト)痘瘡、(チ)腸チフス、(パ)パラチフス、(リ)流行性脳脊髄膜炎、(ハ)発疹チフス、(シ)猩紅熱、(セ)赤痢、(ペ)ペスト
最後のセとペの間の促音(ッ)は言い易くする為に?君が入れたものです。
合ってるかどうかWikiで調べたら、ビンゴ。60年以上変わって無かったのですね。凄い凄い。
10年ほど前、車通勤から地下鉄通勤に切り替えた頃、傍に居合わせた女子大生らしき二人がしきりにこの病名を暗記していました。「ああ法定伝染病だな。」と解りましたが半世紀前の事なので変わっているかもと話に割って入る事はしませんでしたが、この暗記法を教えてあげれば良かったかな?
?君の暗記法はこれに限らず、美術の12色環の彩度、明度もありました。トナロロゴロロナロロロナ(10,7,6,6,5,6,6,7,6,6,6,7)とかシナハックハチロクゴーシーシニニッサ(14,7,8,9,8,6,5,4,4,2,2,3)
残念ながらこれらの度数は現在使われていないようでnetで調べても出てきません。
しかしまあえろう古い事をいつまでも覚えているもんですなあ。夕べ食ったもんも覚えていないのに。これって典型的な認知症

S司の場合記憶力はまだそこそこありそうです。特にアカデミックな内容なら得意だと思います。
最近NHKの朝ドラ、見続けています。それで気象予報士の資格でも取れば何かのお手伝いでも出来るんじゃないかと・・・。環境学研究科に長い事通っていたのですから全く無関係でも無いでしょうし。