大塚製薬

昨日の続き。
何気なく浪花千栄子さんをnet検索していたらこんなのに行きあたりました。
なんと浪花千栄子さん、本名が【南口きくの】さんと言うそうで、それを「軟膏効くの」に掛け合わせ、当時の大塚製薬社長が浪花千栄子さんに頼み込んで起用となったそうです。
それで思い出しました。それまではオロナイン軟膏の宣伝は大村崑さんが担当していたのを。
テレビの子供向け番組で、鞍馬天狗になぞらえて【とんま天狗】なるものを放映していました。その当時は我家にテレビはなく裕福な家の友人達が話しているのを羨ましく思いながら聞いているだけでしたが、こんなテーマソングの片鱗をまだ覚えています。
「姓はオロナイン、名は軟膏。子供が大好き僕らの仲間~、トントントンマの天狗さん~♪」
そうです。大村崑さんがトンマ天狗を演じていたのです。
昔から大塚製薬って洒落っ気があったんですね。他の大手製薬会社とは違い、後発で技術蓄積も少なかった為独自色を打ち出していたのだと思います。「より家庭に浸透したものを!」と言う企業アイデンテティが当時からあったんですね。まあ純粋に医療用医薬品の開発というと開発にも治験にも資源がかかりすぎ、企業の体力が無かったからでもあるでしょうが。
でもそれが大きなイノベーションを起こします。点滴用パックから食品用レトルトパックを考案しボンカレーを発売しましたが、このレトルトパック、今では世界中で使われ通常の食事用だけでなく携帯用や災害時用の食糧としても大いに社会に貢献しています。
そして今では誰でもごく普通に飲んでいるスポーツドリンク、ポカリスウェットを最初に世に出したのも大塚製薬です。いや、大塚グループの大塚食品になってましたっけ?
アクエリアスの方がポカリより若干廉く多くの人がアクエリアスを飲んでいるようですが、我家では大塚製薬に敬意を表し大抵はポカリを選んでいます。私はお店にアクエしか無い場合は気にも留めずそれを買っていますが、かみさんは絶対に買いません。「アクエはポカリのまがい物。ポカリのようにイオン浸透性は無い!」とか宣わっています。
ボンカレーも今はハウスのククレカレーや数多とある類似品に押され気味です。マーケットでボンカレーを見つける事さえ難しくなっています。まあ我家のカレーはレトルトを使う事はありませんが。
そう言えば先日ハウス印度カレーのルーを切らしていて高針のアミカまで出かけたのでした。我家のカレーはこれしかありえません。高針まで行けばついでにスイートオブオレゴンのチーズケーキ。これもお決まりです。