アイゼンバンド交換

早くも1月13日。3日の御在所で久々に履いたアイゼン、固定バンドが擦り減りいつ切れてもおかしくない状態。交換の為PP(ポリプロピレン)バンドを調達。近所の手芸店には10mm幅の物しかなく、一応買っては見たもののいざ交換しようとすると如何にも弱過ぎて断念。netで12mm幅を見つけて発注。現行品は実測で13.5mmで市販品では15mmに飛んでしまいます。金具に通る最大幅という事で12mmになってしまいました。届いたのが一昨日、それで本日着手という訳です。

かみさんのお付き合いで午前中は刈谷のハイウェイオアシスへお買い物。ここの魚屋さんは近海物が多く言わば地場産、地産地消のおかげかかなり新鮮な上物がお値打ちに手に入ります。
そんな中、中物のブリカマ1パック198円+taxを見つけてこれも買い物籠へ。えろう安いです。手軽なのは塩焼き。脂が乗って美味なる事この上なし。
その他諸々を上のフロアで調達し引き揚げます。お昼は調達した出来合いのカツサンドとお雑煮。同じく調達品のヤマサのちくわや揚げ物、それに早速ブリカマの塩焼き。こんなもんばかり食ってたんじゃメタボは解消されません。
午後はかみさんがリハビリ卓球に出かけたのに合わせ床屋へ。年末寒くて行けなかったんです〜。そして帰宅後やっと重い神輿を上げます。

まず3m品を2つに切って、切口をライターで炙りPP繊維を溶かしデコラ板等の平らな面に押し付け固めます。こうする事で繊維がほどけなくします。これ昔親分がやってたのの真似です。以降シュリンゲ等の切口は常にこうして処理しています。

必要品はハサミとライター。

切口はご覧の通り繊維が毛羽立ちほつれやすいです。

これをライターの炎で炙り少し溶かしてからデコラ板などに当てて冷まして固めます。

切口がこんなに綺麗に平らに固まっています。

下処理が終わったらアイゼンに付いていたバンドを交換して行きます。

この新しい靴、所詮ハイキングシューズ。爪先の反りが大きく、大きな隙間が空いてしまいます。

さあ出来た出来た。車庫にしまっとこ。


補足
テープ、シュリンゲ等のカット面の処理について。

断面が円形のシュリンゲ(編みザイルの様に、芯材は細いナイロンの直線材でそれを円筒形に編んだ保護材で包んだもの)は、切る部分の周りをセロテープで包みます。
そしてセロテープごとカットします。カットした所はまだセロテープが抑えているのでほつれ難いです。
切口をセロテープが付いたまま炎で溶かし、溶けた面をデコラなどの平らな面に押し付け冷やし固めます。
はみ出たバリをハサミやニッパーなどで切り取りセロテープも剥がします。

昔は色々な径の細引きを山用品店で数m単位で買って来て、色々な長さ太さのシュリンゲを自分で作っていました。場合によっては強度的にリスキーでも3mmφで直径20cmのループのシュリンゲも用意していました。実は意外にもこの貧弱なシュリンゲがいざという時に大活躍するんです。狭くて奥深いクラックの奥に支点が取れそうな場合が結構多くあります。
一般ルートでボルト、ハーケンがベタ打ち、支点をどこに取るか迷うほど支点だらけのところならそんのもの不要ですが。
アブミもプレートだけ買って来て自作するのが普通でした。自分の足の長さに合わせて。