病にうち勝つ力

子供の頃祖母がよく言っていました。「結核なんて金持ちのなる病気だ。」
子供心にも非科学的だとは思いつつ敢えて反論もせずにいましたが、ある時ですが一概に非科学的とも言えないと納得した事があります。
30代半ば、大病から退院して間も無く病後の定期検診でK先生から聞かれました。
「以前結核に罹った事がありますか?」
「いえ、ありません。」
胸部の写真を見ながら
「ここに大きな線があるでしょ。これ結核の跡。本人も気付かない内に自然治癒しちゃう事ってあるんですよね。」
私のように経済的に余裕も無く仕事に追われている貧しい人間は、多少身体が辛くても休む訳にも行かず自分の力で治してしまうようです。
祖母が生きてきた時代は、生活に余裕があり健康にも気を配れる人ならきっと診察を受け入院治療という手順を取るのでしょうが、自然治癒してしまう人は当然罹患者とはならず、自力で治癒出来ずに亡くなった人も原因不明という事で結核に罹患した事にはならず、結果として大多数の貧乏人は結核にはならない、結核に罹るのは金持ちだけと世の人々の目に映っていたのではないか?と思う次第です。
それともこれが見つかった時点で私は貧乏人の仲間から外れていたのかな? んなアホな。
私の子供の頃は、癌は不治の病でかかったらもう絶対に治らないと思われていました。その代わり罹患する人はごく少数で特別な人だけ、一般的な我々貧乏人は癌にはならないと勝手に思っていました。食生活、心的ストレスが大きく影響するようなので、粗食で仕事で頭を使う事の少ない貧乏人はは統計上も癌の罹患率が少なかったのではないかと思います。
K先生のお世話になったのが癌だったので、この時点でやはり私は貧乏人の仲間から外れていたのかな?(何が何でも丸ビじゃないと言いたいようです。見栄はりのtanuoさん。)
私の結核の自然治癒は投薬も何もしていない訳ですから、人の身体の自己免疫のみでうち勝ったと言う事です。結局特効薬がない病気には自己免疫に頼るしか方法が無いって事ですね。
身体が病気に負けてしまいそうなら弱っている部分を対処療法で補強し延命を図る、そうやって死なせずにいればいずれ自己免疫が病気にうち勝ってくれる。
特効薬の無い病気(武漢コロナウイルスも然り)にはこうするしかないのだろうと確信している次第です。
かみさんの病気も結局は原因不明の特定疾患だった為、症状を抑える対処療法しかありませんでした。これも前述した通り対処療法と延命処置を繰り返している内、自分自身の身体が病にうち勝って行った事が目に見えて解ります。
と言うことは、武漢コロナウイルス対策で必要な事はおのずと見えてきます。
みだりに出歩かない。
疑いのある人は自宅でもホテルでも、なんなら急場しのぎのテントでも構いません。隔離する事。症状が重篤な人のみ病院で延命処置。
症状が治り2週間安定してたら初めて隔離から解く。

検査、検査と検査ばかり重要視していますが、検査結果自体の正確性が確保されていないのに何故そう検査に拘るのか全く解せません。マスゴミが自ら仕立てた自称専門家に騒がせているだけのように思います。一昨日辺りから最短15分くらいで結果が出るという抗体検査が承認され実施出来るようになるそうですが、確度の低いPCR検査よりもっと確度が落ちるもので判定したからって何の役に立つのですか?

昔どこかで読んだ事がありますが、どこの国でも防疫は軍隊が担っているそうです。軍隊の無い日本、防疫に対するノウハウも何も無い中でよくこれだけ健闘しているものです。今後は国防の観点から防疫を見直すべきかと思います。