面倒クサイ

起床前、かみさんはベッドでTVのニューズを見ています。私はまどろみの中、聞くとはなしに音声のみが耳から入って来ます。

いつも9時を過ぎた頃観念して起き出すという生活を送っています。

そのまどろみの中聞こえて来たニューズ!

中学生がスマホで、盗んだパスワードを使い学校のサーバにアクセス、自分の成績を改竄していたとか。

なんとまあ面倒クサイ事を!

事が発覚した場合などのリスクも考えて無かったのでしょうか? いや発覚しなくても、自らの品位を毀損するような行為にためらいなんてなかったのでしょうか?

今回特に成績が振るわずなんとかしたいと思うのであれば、今回の成績の悪さを自らの戒めとする為にもそれはそのまま受け容れようとは思わなかったのでしょうか。家康が三方ヶ原の敗戦後浜松城に籠り恐怖に怯える自らの姿を絵師に描かせ、それを生涯自らを戒める為に事あるたびに見ていたと言う話は有名です。(家康の顰像)  家康でなくても人にとって大きな失敗は人生に大きな教訓を与えてくれます。

自分の自尊心に反し、大きなリスクを伴うような行為に走る人の心理が私には全く理解出来ません。そんな面倒クサイ事をするよりちょっと真剣に勉強する方がよほど簡単だとは思わないのでしょうか? それともそれで追いつかないほどのおバカなんでしょうか?

学生の頃、友人Iは面白がってカンニングをやってました。掌に色々書き込んで。証拠隠滅も出来ないような幼稚な手法です。地頭が良く回転も速いのにクソ暗記だけはお好みで無いようでした。遊びとしてやっていたのかそれとも徹底的な面倒クサがりやだったのか?