NOと言える日本

もう30年ほど前でしょうか、ソニー盛田昭夫さんと石原慎太郎氏の共著で標題の本が上梓されました。ちょうど日米貿易摩擦の頃です。

現況を把握されている盛田さんの記述には傲慢さなど全くなくむしろ如何にして諸問題を克服しなければならないかに重点が置かれていたように思います。

反して慎太郎氏の著述には「これでよく防衛大臣が務まったなあ。」と思わせるところばかりが目立ちました。なかでも「日本の半導体メモリが無ければアメリカはロケットも打ち上げられない。」なんて記述は未だに愚の骨頂として記憶から消える事はありません。

メモリICなんてのは設備と材料さえあれば誰にでも直ぐ造る事が出来ます。今風に言えばIP( Intellectual Property/知的所有権)の蓄積など大して無くても生産可能な消耗品でしかないのです。当然付加価値なんて極端に低くあまり儲からないものの最たるものなのです。ですから当時から米国のIntelなどは高付加価値のCPUに特化して製造していました。自社で開発したフラッシュメモリ(電源を切っても記憶を保持する不揮発メモリ)でさえもCPUに資源を集中する為に生産を止めてしまいました。【選択と集中】なんて言葉が産業界の用語となっていた時期です。

メモリが作れないのではなく付加価値が小さいからそれしか作れない他国企業に任せていたのです。表面的な事しか解らないナショナリスト丸出しの言動に行く末の不安を感じた事を覚えています。

翻って、対韓輸出優遇措置の見直しで韓国が大騒ぎしています。そして「世界シェア7割を超える韓国製DRAMが作れなくなればサプライチェーンが途切れ、米国にも被害が及ぶ。」などとカン・ギョンファが米国にチクったとか。この人も慎太郎氏並みの無知さですね。これに対し米国側は聞き流しただけ。さすがに米国はまともです。多少価格がアップしても米国製DRAMの受注が増えれば米国政府としてはメリットの方が大きいです。

そんな中つい先日サムスン向けの半導体材料の輸出許可が下りたとか。さすがに国際市場で戦っている企業は、ムン・ジェインや大多数の愚かな民衆とは違ってますね。日本側が取ったのは規制でもなんでもなく韓国側の管理が杜撰過ぎるから日本側で管理見直しをしただけ。きっとサムスンはそれに応えるべく最終用途、数量などを提示し承認が受けやすいように動いていたのだと思います。

同じ韓国人でもビジネス界で活躍している人達は国際的な常識もお持ちです。私が初めて【漢江(ハンガン)の奇跡】という言葉を知ったのは韓国企業のビジネスマンからでした。1965年の日韓請求権協定での莫大な資金(当時の韓国の国家予算3~5年分)により工業化が進み今の豊かな生活を手にしたとも聞かされました。今、ムン・ジェインは漢江の奇跡さえも歴史から消し去ろうとしているそうです。

今朝のNetニューズではGSOMIA(ジーソミア)がなんとか延長されそうですが、たぶん情報の共有化はもうスムーズには行かないでしょう。名目上延長しただけで実際はもう韓国軍は赤化統一に向かっていると見るべきでしょう。そして遅かれ早かれ米軍(国連軍)は朝鮮半島から撤退。日本は対馬海峡で赤化朝鮮と対峙する事になります。

30年前の日米貿易摩擦の頃、勇ましい名前の本が上梓されましたが殆どの国民はそんな本など気にも留めていませんでした。「安全保障を米国に頼り切っている日本が何を言ってるのか?」そう思っていたに違いありません。それとは真逆に、赤化朝鮮と直接対峙しなければならなくなっても「憲法九条が日本を守っている。」などと脳天気な人々は宣わっているのでしょう。それで済むならそれで良いのかも知れません。痛い思いをしなければ気付かない人もいますから。

サムスン、SKハイニックスに限らず韓国の有力企業などは赤化前に韓国から逃げ出すと思われます。でないと企業自体が生き残れませんから。稼げる人が居なくなり稼げない人ばかり残った韓国って北朝鮮と同レベルになってしまいます。そんな国同士がくっついてどうやってGDPで日本を追い越せるって言うんでしょう。ムン・ジェイン、脳ミソあるんですかねえ?

 

・・・こんな事書き込んだ後外出。今帰宅してみると、えっ、GSOMIAを韓国が破棄?

愚かだ愚かだと思っていましたが、本当に意表を突かれるほどの愚かさですね。

昔、大橋巨泉が女性を「子宮でものを考える人種」などと言っていました。今なら女性蔑視で訴えられるほどの言い回しです。でも大多数の男性はある程度その言葉に納得していました。女性特有のヒステリーはとても論理的とは言い難く、カッとなったら見境いなくとんでもない行動に出ます。ヒポコンデリーも昔西洋では男性にはない女性精器(子宮)からもたらされるものと考えられており、それに引っ掛けた言い回しである事は多少知識のある者なら解る事です。

ムン・ジェイン及びその息のかかった青瓦台(行政府)の連中、同じくムン・ジェインが抜擢した司法府の連中、および無知丸出しの与党立法府そしてそれを選んだ愚かな国民、これらすべて物事を子宮でしか考えられないようです。

しかしまあ憐れですねえ。でもこれで韓国の崩壊は早まります。返ってその方が良かったと言えます。後はこちらに危害が及ばないよう見ていれば良いのです。それに合わせて自衛隊の存在を憲法に明文化できるよう日本国民が覚悟を決めなければなりません。

前述のように対馬海峡で民族的ヒステリーを持つ狂った連中と対峙しなければならないのですから。