遅れ馳せ 紅葉狩り

「瑠璃光院へ行きたい。」とかみさん。

それで本日行って来ました。京都のお寺には駐車場の無いところが多く、瑠璃光院もそのひとつ。

直ぐ近くに【エクシブ京都八瀬離宮】があり、そこでランチの予約を入れました。

かみさんは以前にも何度か、ここでランチ、そしてここから電車で京都市内へ。という方法を取ったそうでその辺りの要領は手慣れたもの。

今回は瑠璃光院の後は車で大原の方へという予定。Googleストリートビューって車だけでなく主だった寺社内の様子も解るんですね。おかげで階段の様子も解りかみさんの足でも登れるかどうかの目安になります。

三千院はなんとかなりそう。寂光院はとても無理。という結果に。以前健康な時は何度も来ているのですが階段の程度なんて全く覚えていませんからとても役立ちます。

ランチの予約時間に合わせ8時30分に自宅出発。狭い京都市内に合わせ今日はアクアで出かけました。おかげで高速料金は身障者割りで半額に。ありがたやありがたや。

通勤時間帯を過ぎているのでさしたる渋滞もなく予約時刻の30分前に到着。

このホテル、豪奢な造りです。エントランス横は多くの百日紅が植えられその周りに水がはってあります。池というより洋風庭園です。2階レストランの前も大きな中庭になっておりその真ん中にも水がはってあります。その東面ロビー階の下にはカスケードが作ってあります。(えろう金かかってるな。)その周りに桂の木、その下の植栽は柘植が方形に刈り込んであり電飾が施されています。エントランス辺りの植栽は満天星が刈り込んでありもう少し早い頃なら真っ赤に色付いていた事でしょう。本日は残念ながら枯れかけでした。百日紅も全て白花だったそうで夏の盛りはさぞ壮観だったろうと思わせます。

 

ランチの後いよいよ瑠璃光院へ。エクシブ八瀬離宮からはほんの少し歩くだけですが、その門からいきなりの急な石段。私の腕に掴まりながらヒーハーヒーハー。

靴を脱ぎ2階の座敷に上がると写真でよく見る光景が。でも実物は写真で想像したものよりずっと小さいです。

山の狭い傾斜地に張り付くように建てられたような立地の為、庭も想像以上に狭いです。山の北面でもありたぶん朝日は射さないような場所。午後の陽射しを精一杯受けて輝く紅葉がなんとも健気に見えます。

八瀬(やせ)の地名は矢背から。壬申の乱で矢傷を負った大海人皇子天武天皇)がここのかま風呂で傷を癒したそうで、この辺りはかま風呂が有名です。今風岩盤浴かな? いやトルコ? サウナ?

瑠璃光院の由来か大きな瑠璃石が。これって西洋ではラピスラズリ。かのフェルメールもこの青に魅せられ絵の具に多用しています。当時ラピスラズリ1gは金1gに相当するほど高価だったとか。そしたらこれいくら?

狭い庭園もこれでおしまい。あっちゅうまでした。写経とお願い事を記しておいとまします。

その後隣の美術館で絵を鑑賞。かみさんは急坂にすっかり草臥れてしまい、大原はもうPASS。早めに帰途に就きます。

第二名神鈴鹿トンネルから渋滞。東名阪に入ってからは四日市ICから御在所SA過ぎまで事故渋滞。おかげでSA入り損ねてしまいました。我家の不文律、こちら方面へ出かけたら赤福を買って帰る事が出来なくなってしまいましたが、そんなことでへこたれるYちゃんではございません。結局刈谷のハイウエイオアシスまで行き調達。ついでに吉田麺と八つ橋も。八つ橋、なんで京都で買わなかったの?

八つ橋と言うと今では生八つ橋が一般的で、昔ながらの焼いたものは人気がありませんね。生なんて橋の形してないじゃん。

で今回は生と焼と両方買って帰りました。外に出るとすっかり陽が落ち目の前に電飾が。そうか、もうすぐクリスマスです。電飾の中にはトナカイも。