Come on to me

最近ラジオでよく流れています。この軽快なメロディー、いかにもポールらしいです。

11月8日に名古屋ドームにくるそうで、それでラジオでもさわりを流しているようです。名古屋に来る事自体が初めてという事もありチケットの売れ行きも良さそうです。

でもどんな人達が行くんでしょ。やはり我々と同年代の人達なんでしょうね。

彼自身はビートルズ解散後もずっと音楽活動を続けておりその長さはビートルズの頃なんて比べ物にならないほどです。ですから彼自身は今の自分を観て欲しい、聴いて欲しいと思っている事でしょう。しかし会場に来る往年のファン層へのサービスから若干のビートルズナンバーも披露してくれるかもしれません。でもやはりメインは今の曲でしょう。

解散後に私が買ったアルバムは【Lam on】のみ。それ以降は20代のまま時の流れは停止しています。おそらく今回チケットを買った人達もビートルズ世代から時間が停止したままの人達ではないかと思います。

さて今回の公演、諸般の事情により私は行けません。諸般って? 経済的な理由もありますが、あまりにも時が経ち過ぎました。過去のポールを期待してもそれはお門違いです。

ビートルズ時代の曲に【When I'm sixty-four】ってのがあります。(過去の日記にも何度か記しており耳だこで恐縮ですが)

彼が既に64才を通り越しその時点では奥さんと離婚していました。私も数年前に64才を迎えましたがその時はかみさんが入院中、最悪の事も考えられる中で誕生日を祝うなんて気にもなりませんでした。過ぎてしまったにもかかわらず、いつ聴いても懐かしいようなくすぐったいような気持にさせられます。

今回の公演に行ってもたぶんそんな気持ちを味わう事しかできないような気がします。

若い頃のように、【心の底から心酔】なんてもう出来ないほど心も老化しているように思います。