安かろう悪かろう

てるみくらぶの破綻や格安スキースアーでの大事故、欠航しても他社振替不可のLCC、汚染だらけの中国産食品、etc.etc.
なぜこんなリスクを冒してまで安物に飛びつくのでしょうかねえ。
通常の価格には当然それに係わった人達の取り分が含まれています。別に暴利を貪っている訳ではありません。異常に安いのはどこかで手を抜いている結果です。そんな簡単な事が解らなかったのでしょうか。
かのドラッカーは「世の中に利益というものは無い。利益と言われているものも次なる仕事へのコストである。」と言っていました。係わった人の利益を削ればその後のコストが得られず仕事は続きません。
今の世の中皆が皆、人を儲けさせる事を認めず自分だけが儲かれば良いと考えているように見えます。
車や家などの大きな買い物でも事細かく値切る人を見かけます。そこで利益が無くなればアフターサービスで手を抜かれるって考えないのでしょうか。売り手に大きく儲けて貰う方が結果的に買い手の得になる事が世の中には沢山あります。
昔から「安物買いの銭失い」とよく言われています。安いものには訳があります。その訳を充分理解してそのリスクが自分にとって受け入れられるものかどうかよく考えていただきたいものです。