放電特性

昨日の高校生冬山禁止の話。
若い人達、特に高校生などは凄くパワフルです、いくら鍛えている壮年でもあのパワーには敵いません。
年を重ねるにつれて、疲れと比例してパワーも落ちるようになってきます。別にズルをしている訳ではないのですが身体が自己防衛を図っているのかこうなってきます。それに比べて若い人達は限界までパワフルで、元気が無くなったなと思ったら全く動けなくなってしまうほど疲弊していたって事をよく見かけます。もしかしたら意地をはって無理を続けていたのかもしれません。
「これって理想的なバッテリーの放電特性にそっくりだな。」なんてよく思ったものです。
こういった傾向があるので、体力消耗の激しいそして緊急時のエスケープが難しい冬山を禁止していると聞いたことがあります。
我々年寄は内部抵抗の大きなバッテリーのようなもので、大電流を流すと(大きなパワーを出すと)負荷にかかる電圧が極端に低下してしまい結果出力が低下してしまいますが、少電流ならそれなりの電圧が負荷にかかりそれなりの出力を得る事ができます。
いきなりバタンと行くよりこの方が冬山に向いているかな〜?なんてよく思います。