六十路肩

40代半ば、子供たちが遊んでくれなくなり身体を動かさなくなりました。
てきめんに左腕が上がらなくなり「これが四十肩、五十肩と言うやつか?」(さすがに利き腕の右側は大丈夫でした。)
その頃不摂生の所為か体重も70kgに手が届くところまで増加。これじゃあいかんと健康管理の為一人寂しく御在所通いを始めたのでした。昔取った杵柄、山歩きくらいなら一人でも大丈夫。藤内にさえ入らなければかみさんも大目に見てくれます。
暫く続けるうちに体重も現役の頃に戻り肩も軽く回るようになりました。下手なダイエットで失敗するより確実で経済的な健康管理法です。
ところが近頃また左肩が回し辛くなっているのに気付きました。回してみて斜め上後にやると少々痛みが走ります。
それもそのはず、このところ御在所とはとんとご無沙汰です。2月のインフルエンザ以来愛知池ウォーキングもピタリと止んだままです。こりゃまた【Quarterly Hike】に逆戻りしそうです。
60代半ばですから六十肩? 語呂が悪いから六十路(むそじ)肩とでも呼びましょう。
最後に行った時スパッツが見当たらなかったのでNetで安物を買ったのですが、その試し履きもしない内に雪が消えてしまいそうです。
そう言えばスキーももう何年も行ってません。最期に行ったのがA4を手放す前ですからもう3シーズンになるのかな?
若い頃は毎週末を待ち焦がれていたのに、そんな気持ちは全くありません。朝早く起きるのが寒いから嫌だなんて、最大の原因は精神の老化ですね。
そんな訳で御在所通いの代わりに本日は湯治に出かけました。これなら早起きしなくても良いしかみさんも一緒に行けます。
久しぶりにとうえい温泉へ行こうと決まりまして朝8時半に出発です。11時頃に到着すると「本日休館日」の看板が出ています。
しかたがないから平谷のひまわりの湯へ。ナビをセットすると151号線で飯田方面へ、阿南で418号線へ折れて行くように指示しています。
この道は稲武から東栄町へ入るよりずっと良い道です。418号線に入ると道路脇に雪が残っており信州の遅い春を楽しみながら峠越え。天気は良いしドライブを楽しみながら平谷村へ。
そしてひまわりの湯の駐車場に停めたら、目の前に「本日休館日」の張り紙!
かみさんはエライ不機嫌です。長時間シートに座っているのがかなり苦痛なのです。
結局稲武まで引き返しどんぐりの湯へ。「ここも休みだったらどうしよう?」なんて言いながら降って行きます。
どんぐりの湯の駐車場に停め入口を窺うと、やった、営業してます。
ひさしぶりのどんぐりの湯、改装したようで以前と様子が違っています。すべての浴槽に花の名前が付けられています。泉質に自信が無いところに限ってこうやって奇をてらうような事をするんですね。やっぱりとうえい温泉やひまわりの湯には敵いませんが、温泉全て空振りよりはマシ。
帰りに大井橋の福岡屋で和菓子を調達、帰宅後美味しい緑茶と一緒に頂きます。
左肩をグルグルしてみると、やっぱり湯治の効果は感じられませんでした。やはり御在所通いに勝る治療法は無いようです。