古本

今朝の朝刊に荻原守衛の彫刻とそれに関した記事。
一瞬昨日捨てた本を思い出しました。臼井吉見安曇野全4巻だったか5巻だったか。布張りの帙に入った初刊本です。
元来本そのものには執着がなく、読み終えた本を所蔵しておこうなんてコレクターの心理が理解できない人種なので、邪魔なものはどんどん捨ててしまいます。今まで残っていたのが不思議なくらい。たまたま目に付かない押入れの奥にしまい込んでいたので捨てられなかったという事です。
暫く前に家の中を片付けた時に学生時代の専門書と一緒に出て来たものを車庫に一時的に置いていたのでした。


昨日やっと倉庫(車庫)内のゴミを捨てました。
この地域住民の特典で、役場で専用の申請書を貰いそれに必要事項を記入して地域内にある美化センター(ゴミ処理場)へゴミを持ち込むと無料で引き取ってくれます。
ゴミを載せた状態で車重を計量しゴミを降ろした後で再度計量、その差がゴミの重量となり通常はキロあたり100円?を支払わなければならないのですが、この地域の住民はそれが免除されます。この特典、今までにどれほどの恩恵に与った事か。
古いプリンタ、エンジン付き草刈機、クッションソファー、etc.etc. こんなに捨てても車庫内の広さがあまり変わらないのは車庫が広い所為でしょうか。後はT哉の大型バイクとスタンドなどの工具類がなくなればもう一台車が入るのに。
ゴミの中にダンボールいっぱいの本もあります。これは専門書が殆どなので廃棄バッテリーと一緒に資源回収ゴミの集積所に捨てました。捨てる時に本を出して段ボールの箱は別の所に捨てるように指示され、その時に冒頭の安曇野が目に留まりました。
何の感慨もなく(小説なんかより専門書の方にうしろめたい思いがしました。)捨ててしまいましたが、その事が今朝の新聞で思い出された訳です。
そして頭に浮かんだ事は・・・
「近所のBOOKOFFは無くなってしまったけれどNetで探してでも売りに行けば良かったかな?」
理系のtanuoさんは文系コレクターの気持ち、一生理解できないでしょうね。