今日は山の日

だそうです。
なにも海の日が出来たからって、その向こうを張って山の日なぞ作らなくても良さそうに思いますが・・・。
お盆直前のこの時期、山へなんぞ行ったら幽霊と鉢合わせするんじゃなかろか。いやいや昔はお盆の長期休暇に合わせて夏山に出かけていたのだから同じ事ですか。
そう言えばかつてはこの時期、夜の名古屋駅は長野方面へ出かける人達でごったがえしていましたねえ。急行きそとか急行ちくまでしたっけ、夜遅くに名古屋を経ち早朝に現地着、そのまま登山開始・・・。
駅構内で長時間待たされ、満員列車に押し込まれ、余裕があれば通路に新聞紙を敷いて横になる。大抵はそんな余裕はなく通路に座り込んで夜明かししたものです。おかげで寝不足で気分が悪く吐き気を催しながら歩き始めましたが、出発時点で既にバテているようなものでした。
今はどうなんでしょうかねえ、大抵の人は車で移動、縦走で下山が別の場所の場合は車の回送を業者に依頼しているようです。そのぶん道路も混むんでしょうねえ。そういう事でかつての夜の駅の混雑はもう無いのかもしれません。あれも今では懐かしい昭和の1シーンなんでしょうね。
ところでお盆前のこの時期、あちこちの草叢に白い野生のユリ(タカサゴユリ?)が咲き乱れています。そこら中に咲き乱れていた月見草(オオマツヨイグサ?)が勢いを落としてきたところでバトンタッチするかのようです。今日の愛知池一周でも目に見えて昨日より花数が多くなっています。
野生といってもバカに出来ません。切り花で床の間に飾っても充分その役を果たしてくれます。その一輪一輪が見栄えのする大輪の花が遊歩道に沿って延々と咲いているのです。一株に五つも六つもの花を付けていますからそりゃあ壮観です。
これほどではないにせよかつては鈴鹿の山にもササユリの花がかなり咲いていました。わざわざ探さなくてもそこら中で目に留まりました。それが最近では殆ど見かけなくなり絶滅が危惧されるほどです。
このタカサゴユリも開発が進むといずれは見られなくなるのでしょうかねえ。