秋の予感

今日も懲りずに愛知池ウォーキング。薄雲りのおかげで多少楽でした。この時期カンカン照りだとただでさえ黒い肌がもっと黒くなりそれこそニガーと間違われそうです。あっこれって差別用語?メンゴ。
7月に入った頃から一周コースの道端に紫の小さな花が咲き始めていました。てっきり引っ付き虫で悪名高き盗人萩かと思っていましたが、よく見ると葉っぱが丸いので本当の萩です。数か所しか無かったのが今ではあちこちにいっぱい咲いています。盗人萩(葉っぱが菱形)もかなり生えていますが花はまだ付いていません。
萩の花というと秋のお彼岸を連想しますが、花期は7月〜9月とかなり長いようです。
夏至も過ぎたし夏真っ盛りといえども、秋は着実に近付いているんですね。
道端の葉っぱ、萩に限らずマメ科独特の対生が目立ちます。ハリエンジュの大木も多いのですが種から芽吹いた幼木も多く、これも対生の葉を付けています。
萩の花はひとつひとつは小さいですが一度に多くの花を付けるのでそこそこ綺麗です。
愛知池北側はいつの間にか葛の葉っぱに覆われてしまいました。春にはあんなに咲き誇っていた躑躅の木が葛の葉で隠れてしまいました。金木犀も並んで植えてあるのですが、それも今は葛の葉に覆われています。
葛の花も紫でよく見ると綺麗な花ですが、葉っぱの傍若無人さを思うと好きにはなれません。
この葛、荒地でもよく繁殖し、その繁殖力の強さから荒地の緑地化の為に海外に移植された事もあるそうですが、過ぎたるは及ばざるが如しで今では手に余している国もあるとか。日本語の解るその地の人に言わせると、これはもう葛(クズ)ではなく屑(クズ)だとか。
地中根は大きな塊となりそれから採ったデンプンが葛粉で葛湯や葛餅として食用に供されますが、そんな手間暇かける人もいなくなってしまいました。この繁殖力、有効利用できないものですかね。
カーボンニュートラルが話題になった頃、アメリカではスイッチグラスが燃料源として話題になっていましたが、その後どうなったのでしょうかねえ。
こんな事を考えながら歩いているともう一周も終わり。考え事をしながら歩けば認知症予防にもなるかな?