春から初夏へ

今日の愛知池ウォーク、曇天ながらも清々しい風を受けながら速足で。
堤防から林の中に入ると早速鶯の囀りが迎えてくれます。道端にはまだピンクの色濃い桜の花弁が吹き寄せられ帯のように連なっています。
視線を上げると藤の花に混じって同じように花穂を垂らした白い花。ニセアカシアです。比べてみると藤ほど花穂は長く大きくありません。甘い香りが漂いクマンバチも飛び交っています。一般に言われているアカシア蜜はこのニセアカシア(ハリエンジュ)の蜜ですね。
次いで生臭い嫌な臭い。もうどこかで栗の花が咲き始めたようです。臭いはすれども姿は見えず、ほんにあんたは屁のような。
メジロ、ウグイスの道端散歩は見かけなくなった代わりに、最近は鳩が傍若無人に道路を闊歩しています。近付いても逃げる様子もなく人間様を全然警戒していません。
先日の中日本レガッタが終わり、湖面には練習中のシングルスカルが一艇だけ。静かになりました。
4月半ばくらいから急に暖かくなり防寒用に来ていた上着も不要になりトレーニングウエア一枚で充分です。半袖Tシャツになるのももうじき。
季節は足早に初夏に移りつつあります。


池からの帰り、市街地に近付くとカラスが一羽悠々と滑空しています。
色が真っ黒なのと変に知恵がある為、人間には嫌われていますがなかなかどうして格好良い鳥です。翼を広げての滑空姿勢は翼端が少し切れ上がり大型機のウイングレットを思わせます。
もう直ぐ夏だというのにカラスはライチョウのように夏毛には生え変わりませんねえ。暑くないのかな?