脇の甘さ

甘利経済再生相の突然の辞任、贈賄側及び週刊誌側の周到な証拠準備は誰がどう見ても最初から甘利大臣を嵌める事を目的として企てられたとしか思えません。これってテロと同じじゃ無いですかね?
合法的にまた極端に底コストで実力のある政治家を表舞台から引きずり降ろせるんですから暴漢に襲わせるより簡単です。今後はこのような事が増えるのかもしれません。いや既に行われているのかもしれません。
脇の甘さを指摘する声も聞かれますが、実力のある人に限って脇が甘いものです。逆に能力の無い人に限って保身に力をさいています。
後任に石原さんが決まっているようですが、野党の皆さんどう考えているのでしょうね。上げ足を取り易くなったなんて思っているとしたらそれこそ政治家失格です。今後の日本を真剣に考えているならこの損失をどう埋めるか党派を超えて真剣に考えるべきではないでしょうか。
そういえば田中角栄さんも脇の甘さから身を引く事になったのでした。最近角栄さんの業績を見直す動きも出て来ています。何十年後に評価されても今現在必要な人の力が活かされないのは国家にとってこれ程の損失をはありません。
とりあえずTPPの枠決めが決着した後だった事がせめてもの救いです。