紅玉

姉のお舅さん三回忌。
自宅で行う為、玄関までの急な階段がかみさんには登れず私一人で出かけました。
法事は午前中。会食の後世間話に花が咲きます。
帰りに引き出物を渡され、その中にアップルパイがありました。食べてみると凄く旨いです。貼ってある紙を見ると、姉お手製のヨーグルトやジャムに貼付してあるのと同じような書式、紙も同種のようです。(これも引き出物の中に含まれていました。)
と言う事はアップルパイもお手製? そう言えば帰りがけに「良い紅玉が入ったから。」と言っていたのが聞こえたような・・・。
そのラベルにも高山産の紅玉と書いてあります。





紅玉自体が今では安定入手が困難なようで有名なケーキやさんでも旨いアップルパイを提供しているところは滅多にありません。見た目に騙されてよく買ったりしますがその度にがっかりしています。やはりアップルパイは紅玉に限ります。
紅玉自体の生産量が少なく、旬も今の時期だけなのでアップルパイも季節のお菓子と言うべきなのでしょう。
酸味が強く火を通しても適度にそれが残っているためパンチの効いた味になります。昔はどこのケーキ屋さんのアップルパイもこんな味でした。これが本来の味です。
子供の頃に初めて食べた懐かしい味です。「世の中にこんなに美味しいものがあったのか?」と感動した時の味です。