毎日が日曜日

昨夜、いや2時を回っていましたから今日の事ですね。
夜中に電話。出るとかみさんから。


話が冗長過ぎますが、昨日23日の朝、爺さんがまたトイレで動けなくなっていました。着替えさせ部屋に連れて行くとベッドも汚物まみれ。なんとかトイレへ這って行ったもののそこで力尽きたようです。皆が起き出す前の事だったのかも知れませんがこうなる前になんで声がかけられないんでしょ。かみさんが動けないので片付けは全て私がやることになります。下手に遠慮されるとその方が後始末が大変です。汚れ物をとりあえず片付け、その後どうするか?
前回の胃穿孔の事が思い出されます。病院に行くことに異論はないのですが、「本人が家の車で行くと言ってるんだから救急車なんて呼ばなくて良い。」とかみさんは言います。私も前回は「こんな程度で救急車なんて呼んでよいものか?」と迷いましたが結果的には呼んで正解でした。
「車で連れて行っても通常の外来は9時からしか診てくれない。救急車なら診察も検査もすぐやってくれる。」と説き伏せ119番。2月の手術後S先生から、いずれ近い内にまた症状が現れると聞いていたのでてっきりそうだと思った事もその決断の要因です。
かみさんを救急車に同乗させ、私は車で追いかけます。と言っても救急車は幹線道路を赤信号でも通過して行きます。こちらはそれが出来ないので裏道抜け道を駆使して記念病院へ。通勤時間帯でもあり救急車到着はそう早くはなかったそうですが、それでももう診察と検査を受けているそうです。外来なんかで来ていたらまだ待たされていたに違いありません。
ひととおりの検査が済んで医者の説明。S木先生は転勤でいらっしゃいませんでしたが、外科部長の先生が直接診てくれたようです。手術前からS木先生と爺さんの様子を診てくれていたおかげで本人の身体の状況もよくご存知です。で、先生が仰るには前回のものが進行した為ではなくなんらかの感染で高熱を発しこんな容体になっているとの事でした。とりあえずは抗生剤の点滴で様子を診るとの事。期間限定でまた暫くの間入院です。
食欲もあり前日までは平気で動き回っていたので、あの病気にしては余りにも衰弱が急だとは思いましたが・・・。
まあそれならそれでとりあえずは一安心。それに病院に居てくれた方がこちらも手がかからず楽です。


とまあこんな出来事があったおかげでかみさんも疲れていたのかもしれません。
その夜は階段を上がるのが辛かったのかマットごと交換した爺さんのベッドで寝る事になりました。それで二階に居る私を呼ぶ為に携帯から固定電話にかけてきたという訳です。
「熱い、頭を冷やす氷水と冷たい飲み物持ってきて。それと体温計も。」
急いで階下へ降りそれらを用意して持って行くと憔悴しきった表情です。気になり手足を触ると凄く熱いです。もしかして筋炎の再燃?
昨年の胸の手術後急に筋炎が進行した時もこのように手足に熱を持っていました。筋肉が破壊される為に高熱を発するのです。
「また入院か? いずれにしても明日を待つしかないか。」
その後また床に就きましたが脳裏に浮かぶのは再燃だったらどうなるのか?ということばかり。折角回復傾向になってきたというのに。そしてまた暫くS司と二人きりの生活になるのかな? 鮎を食べに行く予定、温泉に行く予定も立て予約したのにまたキャンセルか? せめてそれらが済んでから再燃してくれればよかったのに。
ひとつ良かったのは私が退職した後だったって事。毎日が日曜日、どんな割込みの用事でも対応できます。夢か現か具にもつかない事ばかりが頭の中をぐるぐる回っています。
そして本日、Y先生は居ませんが日赤に急遽外来受診する旨連絡、長時間待つ事が出来ない旨を伝えると、状況によってはベッドを用意してくれるとの事。
気になるのはやはりCK値ですが、その血液検査も受診してから医者が判断するとの事。
受付を済ませると直ぐ看護師さんの問診。患者の状況は既に把握しているので要領が良いです。そして待たされるかと思ったら直ぐ診察。休患として割り込ませてもらったようです。その後検体検査と胸部X線撮影、肺炎かどうか確認の為です。
検体検査後結果が出るまでに有る程度待たされる事を覚悟していましたが、これも診察受付を済ませて暫くするとすぐに呼ばれました。
結果は、まだ高いとは言えCK値は今までで最低の数値です。その他の値も特別異常値は見られず。白血球が多めなのはステロイド常用の所為。風邪以外のなんらかの感染によるもののようですが、抗生剤とロキソニンを処方されY先生にも伝えておいてくれるそうです。
当のかみさんも頭痛はまだあるものの悪寒も治まり大分楽になった様子。
いやあ、肝を冷やしたぜ〜。しかし再燃じゃなくて良かったです。
会計を済ませてもまだ11時30分を少し回ったところ。急に元気になったかみさんは、「来たついでだから【たこやき三丁目】。」ホント好きですねえ。そして帰りに爺さんを見舞いに記念病院へ。
あ〜、毎日が日曜日ってええもんですなあ。