化学療法開始

「元気になってきたかな?」と思っていたら今日から化学療法開始。まるで待ち構えていたかのよう。「なんだ〜結局はやるのか。」
分子標的治療のみで済むのかと思っていましたが、そう甘くは行かないようです。本人の為であることは解っていてもやはり割り切れない気分です。
それに備えて帽子を持って来るように言われました。かみさんは薬を入れたらすぐにでも髪が抜けると思っているようで早く持って来いと言いますが、抜け始めるまで若干タイムラグがあります。
それでもご機嫌を損ねないように一昨日持って行きました。
本日昼過ぎに「点滴無事終わった。」とメールがありました。元気そうですが症状が出るのはこれから徐々に。今夜辺りゲーゲーやり始めるのではないかな?
そんなところを見られたくない。と思っているでしょうが、同時に傍にいて欲しいとも思っているでしょう。ちょっくら様子を見てくるか? と言う事で帰宅後お出かけです。ヤマギシの宅配はS司が受け取ってくれたようです。(一体何時まで寝とったんじゃい。)しかし洗濯物は取り込んでないし炊飯器のセットもしていない。流しには食器が置きっ放し。風呂も洗っていない。次から次と目に付きます。いかん意地悪姑みたいになっちゃう。それらを片付けていると出るのが遅くなっちゃいました。
かみさんは普通を装っていますが口数も少なくそろそろ気分が悪くなってきているようです。ベッドの隅には早々とゲロ袋が用意してありましたが気付かないフリ。
あまり疲れさせてもいけないので持って来た着替えを片付け早々に退散。「ヨーグルトやゼリーが食べたい。今度持って来て。」と言っていましたが、それも気分の悪化を物語っています。


帰宅後、今やっと一息ついたところ。
そうそう今日はNetで買ったアバンドも持って行ったのでした。日赤では処方してくれていたのに、こちらでは最初に1箱処方されただけ。それもかみさんが要求して。そしてそれが最後だそうです。こちらではアバンドは褥瘡予防、或いは治療用としての位置付けのようで筋力回復の為とは見ていないようです。
今まで継続して服用し続けていたものを急に止めると筋力回復に支障が出るのではないか?とかみさんは心配しています。服用してもしなくても変わらないと医者は見ているのでしょう。「じゃあダメモトで服用し続けても良いじゃないか。」てな訳でNet買い。最安値で¥11,000./箱。
日赤のコンビニで500円/袋で売ってましたから、15,000円/30袋(1箱)よりかなりお廉く買えました。
ザバスなどの一般的なプロテインと比べかなり高額ですが、少しでも好結果に繋がるならそれを受け入れられる。・・・これってアスリートの感覚ですね。0.1秒でもタイムが縮められるならお金に糸目はつけない・・・
家も同様にほんの僅かでも筋力回復が望めるならお金に糸目はつけない。それこそ藁にもすがる思いです。