お久ののんびり

連休二日目、昨日はチョボラ納め。最後の最後にちょっとしたハプニングがありましたが、まあ無事終える事ができました。
その事からいろいろと思いを巡らす事になりましたが。
やはりこういった人達と向き合うのは大変な事です。かといってあまり堅苦しく杓子定規に凝り固まってしまっても物事が進展する事はないでしょう。まさにこういった事にこそ、かみさんがよく言う「いい加減さ」が必要なのだろうと思います。優柔不断に臨機応変に。
今朝は仕事からもチョボラからも解放されホントのんびり寛いでいます。8時過ぎまで朝寝もできたし。
面倒な事は先送り。大掃除などは正月にでも。それが出来なければまだ来年の正月もあります。
顔を洗って着替えてと立ち歩く度に寝室の机の上に置きっぱなしになっている本が目につきます。

イナバの物置【ブローディア】の中を整理した時に見つけたものです。
串田さんが亡くなった時に、読み返してみようと旧倉庫内を探したのですが探し出せずにいたものです。
読み返した後は毎度の事ながら放りっぱなし。正月前なのでどこかに…やっぱ倉庫のダンボール箱行きか。
しかしtanuoさんにしてはこんな古い本、よく残っていましたなあ。建替えの時にも大量にBOOKOFFに持ち込んだ筈ですが。たまたま学生時代の専門書と同じ箱に入っていたからかな?
真空管工学? いまどき誰がこんなもん読むんでしょ。あんたはコレクターか?
本ってなんなんでしょうね。私はそこに記された具体的内容よりも、それを通して読み手が受ける感動なり思いなりその人の考え方に与える影響がその本の本当の中身だと思います。いわば具体的内容というのはその手段でしか無いと思うのです。一度読んだ本というのはその手段の残骸でしかありません。ですから読み終えた本に固執することはありません。コレクターの気持ちは私には全く理解できません。
ただし専門書というのは辞書のようなものです。辞書を置いておいてもコレクターと言われることは無いでしょう。
でも文筆活動をしている方々は、引用のために捨てずにとっておくようです。たとえば新聞などでもよく引用される漱石草枕】の冒頭の言い回しなど。文庫本なら厚さ3-4mmですからとっておいても良いかもしれません。いや、最初のページだけなら1枚で済みます。随分検索効率の悪い辞書ですね。
時代は移り変わりいまやNetの時代、キーワード入力だけで忘れていた事がいくらでも検索できます。まさにエンサイクロペディアです。それを捩ったWikipediaの方がNetでは有名ですね。こんな世の中では尚更コレクトし続ける意味など無いと思います。もしかして投機目的?それも随分資金回収率の悪い投機ですね。
あっ、久しぶりに座右の書「漫画」を見てきましょ。喫茶店もホント久しぶりです。