フジコヘミングさん

かみさんが聴きに行きたいからチケットを取れと言う。
調べたら名古屋でやるのは来年5月2日。「わしゃ行かん。」といったら「ひとりで行く。」と言う。
せっかくだからステージに近い席にすれば良いのに遠くの廉い席で良いとの事。12,000円も8,000円もそう変わらないのに。
当然私のへそくり口座から引き落としのクレジットカード決済である。
そのフジコヘミングさん、お名前くらいは存じていますがどんな方なのか私全く存じません。Youtubeショパンのようなポピュラーな演奏が結構沢山アップされていますが、ポピュラー過ぎてよく解りません。まあプロなんですからそれなりに卓越した腕前なのでしょう。
ついヘブラーを引き合いに出してしまいますが、ヘブラーのように一応どの作曲家の曲もこなしますが特に特定の作曲家の作品に特化しているとその事を通じて熱狂的な支持者も増えるのでしょうが…。なんというか個性がないと言うかありきたりというか、特に聴きに行きたいとは思いませんね。
しかし、かみさん一体どうしちゃったんでしょ。幼い頃にやっていた事と何か関係あるんでしょうか?
そういえばT哉が小学校に上がって直ぐピアノを習わせていましたなあ。こちらに引越ししてきて家が広くなったおかげもあったのでしょうが。T哉に買ったクラビノーバを自分の方が一所懸命に弾いていました。
譜面に忠実過ぎるのも個性が無いって言われるし、外しすぎると独断的だと言われるし演奏家も大変ですなあ。
ヘブラーモーツァルトばかり聴いているとヘブラー以外の演奏は聴けなくなっちゃいます。「そこはそうじゃねえだろ、ここも違うだろ。」とフラストレーションが溜まり不快感が増幅されて行きます。そこまで聴き手をのめりこませてしまうとそれが絶対的な支持に繋がります。ヘミングさんってそんなファン層をお持ちなのでしょうか?
まあ私じゃなくてかみさんが行くのですから関係ありませんが。廉い席で済んだ事だし一応めでたしめでたし。


付け足し
シェーの指、赤ん坊にしては異常なほど長いです。それで「ピアノでも習わせるか。」なんて言葉が帰ってくる度に出ます。幸いリビングも広くなったし、アップライトでなくグランドピアノも余裕で入ります。
指が長いだけでこんな事をまじめに話している我々ってやはりジジバカ、バババカ?