5th Avenue

5番街のマリー、こんな歌が昔ありましたなあ。
いや、そうじゃなくて、アンディ・ウイリアムズのムーン・リバーからA・ヘプバーンの映画「ティファニーで朝食を」が思い出されそこから5番街を連想した次第です。ティファニーの他にグッチだとかシャネルだとかプラダだとかその他色々高給ブランドが軒を並べていました。立ち寄って買い物ができるほど裕福ではないので外からお店の写真を撮りまくり、それをかみさんへのお土産にしたような…。
すぐ傍に日本の紀伊国屋書店もあり、そこで世界地図を買い子供達へのお土産に。
日本で売っている世界地図は日本を真ん中にするため太平洋が中心になっていますが、海外では大西洋を真ん中に描くのが普通です。日本などの地域を極東とよく呼びますが、海外製の世界地図を見ればその理由がよく解ります。だって日本は地図の右端(東の端っこ)にありますから。英語では Far East。 遠い東ですから中国語で言う「遠東」の方が「極東」より解り易いですね。こんな所にも日本の位置の捕らえ方に海外との違いがあることがわかります。そういった点を子供達に知ってもらいたくてお土産にした訳です。
またすぐ傍にロックフェラーセンターがありその正面には冬場はスケートリンクが設けられ市民の遊び場になっていました。こうやって誰でもが自由に使える施設がどこにでもあり、アメリカという社会の大らかさを感じたものです。
暫く後で日本の三井不動産ロックフェラーセンターを買ったと聞きました。バブル真っ盛りの頃の事です。
位置関係がどうだったか見てみようと久し振りにグーグルアース。
ムムッ、暫く見ない内にまた一段と進化していました。凄いですねこのビル群の立体感。アクセラレータも使わずに3D表示してくれます。まるでヘリコプターで街中を縫って見下ろしているようです。
先ずはマンハッタンの中心部セントラルパーク、その南東端のプラザホテルを見つけます。そうそうこのビル、玄関がちっともホテルのエントランスらしくありません。まるでアパートみたい。唯一門番のおじさんが立っている事でホテルであることが解ります。プラザ合意はここで行なわれたからこの呼び方がされているのです。これ以降日本円(JPY)は固定相場から変動相場と移行し、1USD=360JPYから大きく円高へと移っていったのです。あっ、またまた脱線。
話しを戻して、プラザホテルからセントラルパーク東側の南北の通りに目を移します。一般に東西の通りをストリート、南北の通りをアベニューと呼びます。○○Ave.を○○番街と呼ぶのは誤解を生じ易いと思います。このセントラルパーク東端の南北の通りが 5th Avenue です。
プラザホテルの東端から 5th Avenue を南下します。あっ、ティファニーがありました。グッチもあります。ロックフェラーセンターもあります。凄げ〜、無茶苦茶ノッポビル。
しかしビルだらけですなあ。
ず〜っと南下してマンハッタンの先っちょ、ワールドトレードセンター跡を見ます。ん? なにか楕円形のものを造り始めているようです。9.11から10年以上、再開発にやっと着手ですか。
変な事を思い出してしまいました。台湾にもワールドトレードセンターがありますが、漢字で「世界貿易中心」を表記します。「遠東」と言い、これと言い、ホント直訳ですね。ストレートでこの方が解り易いですね。
グーグルアースでティファニーをズームアップ、こうやって朝御飯を食べれば「ティファニーで朝食を」?
ヘプバーン気分ですな。ついでにムーン・リバーでも歌いますか。