月見草

今朝の出勤時、カカバスの助手席で。
何気なく外を見ていて道端に黄色の花を見留めました。
「ああ、もうそんな季節なのか。」
今週末の御在所ではまだ早いかも知れませんが、こちらで咲き始めたって事は1-2週後にはスカイラインの道端でも咲き始めるのでしょう。
年を取ると連想のパターンが確定してしまい、太宰治の「富士山には月見草が良く似合う。」というフレーズや夢二の「待てど暮らせど来ぬ人を…」のフレーズが思い起こされます。
と同時に若い頃に御在所スカイラインで目にした光景を思い出します。尤も夜発が一般的でしたのであの景色は見慣れたものではなく、偶々早朝出発の時の光景と思われます。毎週の事よりも滅多に無い状況の方がよく覚えているってのも面白いですね。
マツヨイグサ、宵待草、月見草、文学者という人種は色々と粋な名前を思いつくものです。
最近知ったのですが、月見草というのは同じ仲間には違いないのですが、園芸種で色が白く夕方咲き始めて明け方にはしぼんでしまうものだそうです。
それでも私の中では、黄色のオオマツヨイグサが宵待草であり月見草でもあるのです。ちょっと頑固かな? 年寄りの言う事と受け流して下さい。