羽毛高騰

中国産の羽毛が高騰しているそうです。
なんでも食の変化から鴨、鵞鳥などを食べなくなった為飼育数が激減、副産物の羽毛が市場で品薄となっているとか。
やはり市場への供給という点において中国のウエイトは相当高いものなのでしょう。
先シーズン、先々シーズンとユニクロから格安のダウンウエアが発売されていましたが、これも来シーズンから価格アップとなるのでしょう。かみさんがお気に入りでS司の分も買っていたようです。私も山用に一着、と思っていましたがもう手が出ないかもしれませんね。
ザックの底には30年以上前の親分お手製の軽羽毛服がいつも待機しているのですが、あまりにも汚れが酷く遭難寸前でないとこんなもの着ようとは思いません。親分の私物のドメゾンも押入れのどこかにある筈ですが、これこそ大袈裟過ぎて鈴鹿程度では恥ずかしくて持って行けません。
(お返ししようと思いながらも親分がお亡くなりになり、結局は形見分けになってしまいました。)
これで鈴鹿でダウンを着る事も無くなってしまったようです。
いかに中国産のシェアが大きいとは言え、高級品市場は相変わらず北欧産が占めていると思います。
我家の冬布団は全て羽毛ですが、これってバブル真っ盛りの頃に買った物なのです。布団屋さんが言うには「定価20万円以上のものでないと暖かくない。」との事でした。それでもかなりの値引率でリーズナブルに買っています。と言いながらもバブルの頃でないとまず買っていないでしょうね。
元々山用品で寝袋や羽毛服を使っていた為、羽毛製品に対する敷居が低かった事も手伝っての事だと思います。
扱い方さえ気を付ければかなり長持ちするので返って安上がりとも言えます。既に20年以上過ぎていますが全く膨らみは悪くなっていません。
それに一度これに慣れてしまうともう昔のあのクソ重たい布団で寝る事は出来ません。スキーで民宿に泊まった時などそれを特に感じます。
その定価20万円以上のものというのは必ずと言って良いほど北欧産の羽毛を使っています。同じ水鳥でも北極圏に近い極寒の地に育ったものの方が良質なようです。じゃあ中国産は? やはりユニクロなどの廉価な製品に殆ど消費されているのでは無いでしょうか。
廉価版が高騰しているのなら思い切って北欧産を選べば良いのでは?
グローバル社会の異端児、社会的に欠陥だらけの中国に頭を下げてまで売って貰う必要は無いんじゃないでしょうかね。
経済破綻したアイスランド、今は復興の為一所懸命です。その支援の為にもアイスランド産の羽毛製品を買いませんか?