イングリット・ヘブラーさん

自作CDの続きです。
先日はワグナーの「コンキンチューユー」をはじめ荘厳な曲ばかりを収録しましたが、今回は「バーバーカエヘンムシ」をはじめモーツァルトの流麗な曲が主体です。
Youtubeは便利です。数多とあるアップされた曲の中から演奏者を選ぶ事ができます。ピアノ曲となれば当然ヘブラーです。あの弾けるような転がるような演奏を久しぶりに堪能できました。30数年ぶりの感動に浸りきっているところです。
当時、モーツァルトピアノ曲ヘブラーはごく当たり前で誰もが認めるところでした。ビバルディ=イ・ムジチ、みたいなものですね。そう言えば当時はバロック音楽が流行っていた頃ですね。
ヘブラーに話を戻して、Youtubeでそのお姿を拝見してしまいました。一瞬ドイツ首相のメルケルさんかと思ってしまいました。貫禄が有りすぎて…(失礼!)当時のレコードのジャケットではもっとスリムなお姉さんだったと思います。Wikipediaで調べてみると1926年生まれ、今年85歳です。私より24歳年上ですから私が25歳の時で50歳くらい。
あのジャケットはそれよりずっと昔の写真を使っていたようです。
夕べ書き込んだCDを聴きながら若い頃に想いを馳せています。雨で御在所通勤を控えたおかげで今日は情緒豊かな一日を過ごしています。「ん? 雨上がったみたいですね〜。」
ヘブラーピアノ曲以外でもモーツァルトは良いですね。よくも次から次へと泉のように美しいメロディーが湧いてくるものです。その美しさの所為かよく流用されますね。ピアノコンチェルト21番は映画のテーマ曲になっていました。「みじかくも美しく燃え」でしたっけ。
シンフォニー40番はシルビーバルタンが「哀しみのシンフォニー 」として歌っていました。
どこかのホームページでもトップページのBGMとしてアイネクライネの第4楽章が使われています。その他のページでも第2楽章、第3楽章が使われています。さすがに第1楽章の「バーバーカエヘンムシ」だけはメジャー過ぎて遠慮しているようです。
…って、自分のページじゃん。宣伝しちゃったかな。


それはそれとして、ヘブラーさんの演奏ってまさにモーツァルトに特化しているようですね。いや、他の曲も演奏しないわけではありませんが。
ヘブラー以外の奏者の演奏ってモーツァルトの曲ではないように感じてしまいます。私の偏見かもしれませんが。