新婚生活

当時本当に何もない中で生活していました。一口だけのガス台、鍋もひとつ、食器も二人分だけ。余分な大皿も無く一枚に盛った御菜を二人でつつく、という生活でした。
今、その生活が甦っています。狭い食堂で席に付いたら後ろを通り抜ける事もできません。
おしっこが近くなり明け方に必ず起きますが一階のトイレが遠いです。階段も狭くて急で寝惚けまなこでは踏み外しそうです。
「狭くても平気、なんならテント生活でも出来る。」なんて思っていましたが、山に居るのと実際に生活するのとは別物。なにかにつけて不便極まりありません。
それでもこの不自由さが懐かしいような嬉しいようなとても新鮮な生活です。