ドキドキ、ワクワク

相変わらず嵌りっぱなし。エベレスト、マナスル、アンナプルナ、ダウラギリ、K2、ガッシャーブルム、ナンガパルバット、etc.etc.
今日はパタゴニアのセロトーレ、アルプスに戻ってベルニナ山群やグラン・サン・ベルナール峠。暫くは抜け出られそうにありません。
3Dで俯瞰するとエベレストって大きなカールの外壁の一部だったのですね。なんとなく涸沢を連想してしまいます。
エベレストが奥穂、ぐるっと右回りにローツェが北穂、北穂東稜の位置にヌプツェ。北穂(ローツェ)から続く主稜線上を遥か離れて槍の位置にマカルー。奥穂(エベレスト)に戻ってその東稜線が前穂、北尾根、屏風と続きカール入り口に落ち込んでいます。
それにしても壁という壁すべてが半端な落ち込みではありません。画面で俯瞰しているだけで圧倒されてしまいます。
地表に降り立ち移動します。急な斜面を登り切ると目の前にあった壁が無くなり向こうの山並みが目に飛び込みます。足元を見下ろせば目も眩むほどの急な岸壁、スパッと切れ落ちたその遥か下には氷河が縞模様を描いて流れています。
一歩踏み外せば奈落の底。悲しいかな人間には重力に抗う事なぞ出来ません。この不安感、ドキドキ感がワクワク感に繋がっているのでしょう。実際私にとっての山の魅力ってこのドキドキワクワクの一語に尽きるのではないかと思います。