指標

福島原発、徐々にではありますが収束に向かいつつあります。とは言え難題山積みでまだまだ先の長い話ではありますが。
スリーマイル島チェルノブイリ、そして今回のフクシマが今後の原子力開発の大きな指標となります。被災された方々には申し訳ありませんが、この貴重な経験から得たものを世界中の人々の共有財産として役立てたいものです。
原子力に関して人類はあまりにも経験が足りないのです。いたずらに災害を実験するなんて事もできません。ですからどんな事でも想定外となってしまいます。あまりにも無知であったにも拘わらず安全だと言い張っていた人達には今一度謙虚さを取り戻す良い機会となった事でしょう。かといって資源の少ないこの日本、現時点の世論に流され脱原子力に傾き過ぎるのもどうかと思います。
今一度謙虚になって今まで以上に安全性について注意を払い、原子力と向き合って行く事が必要かと思います。
おバカなメデイアが人々に不安を植付け人心撹乱しています。訳も解らず「××mSvを検出」と大騒ぎしています。センセーショナルな見出しで購買部数を稼ごうなんて卑屈な事はいいかげん止めたらどうですか。その値が客観的にどういったものなのか、本当に解っている人なんて殆どいないのです。ここで指標となるのはチェルノブイリで得られた経験です。チェルノブイリと比べたらフクシマの放射能漏れなんて微々たるものです。それよりもその微量ながらも放出されてしまったものをどう処理するか? これにもっと力を入れるべきではありませんかねえ。全くメデイアのバカさ加減には辟易します。


今回のような大惨事があると人(他国)の本性がよく解ります。手薄になっている所を探るような中国、訳の解らない事をわめいたり領空侵犯を重ねるロシア。それとは真逆に逸早く軍隊を救助に派遣する米国。名づけて【Operation Tomodachi】。
米国は全世界を常に衛星で監視しているので、情報の得られない日本政府よりもずっと早く状況を把握していたのだろうと思われます。だからこその当日中のオバマさんの発言と対応であったろうと思います。なんだかんだと言ってもやはりいざという時に頼りになるのはアメリカさんだったって事です。
ナショナリストの急先鋒として有名な櫻井よしこさんが今回はアメリカへの矛先を収めています。
親ロシア、親中共のK党、S党の先生方、最近おとなしいですね〜。阪神大震災の時は被災地への自衛隊派遣にさえも異を唱えていましたが…。未だにこんな党を支持するおバカが居るのには開いた口が塞がりません。
日本に来ていた多くの外国人が汐が引いたように引き揚げたという話も聞きましたが、日本に生活基盤を置く外国籍の人々(特に在日華僑など)が「我々は日本と共に生きる。」と決意表明をしているそうです。そして実際に寄付のみならずボランティア活動にも参加しています。中国の人々と中国という国家とは明確に分けて考えなければいけません。国家は共産党という一部のとんでもない連中が支配していますが、ひとりひとりの中国人は我々日本人と同様に身体中に熱い血が流れているのです。
同様に世界中の人々からも暖かい支援を頂いています。
三流政治のおかげで世界中の物笑いの種と思い込んでいたこの日本、それほど酷い評価ではなかったのですね。そして真剣に心配してくれています。苦しい時だからこそ人の優しさが解ります。本当に有り難い事です。