世の中変わった

先日マーケットの店頭でトリスウヰスキーを見かけました。
価格を見ると1000円近い値段です。
十数年前に輸入関税が撤廃され、格安の輸入品に対抗する為国産品も大幅に値が下げられました。私の記憶ではトリスはサントリーの最低価格帯商品でレッドよりも廉かった筈です。
当時レッドが720mLで500円、トリスはそれより格段に安く、たしか340円くらいだったように思います。ですからこの価格ではレッドより高級、ホワイトと同等クラスって事になります。
昔、山の先輩でトリス党がひとりいました。よくもまああんな不味いものを飲むものだと半ば呆れて見ていたのです。勧められても困るのでなるべく近付かないようにしていました。
最近地下鉄車内のチラシ広告で可愛いお姉さんとイメージキャラクタのアンクルトリスをよく見かけます。
若いお嬢さんと工業用アルコール丸出しの安酒ではミスマッチだなあ、なんて思っていましたがどうやら今のトリスは昔のトリスとは別物のようです。
にも拘らずアンクルトリスの再登場とは。企業のイメージ戦略上、所有するキャラクタの有効活用が必要な時代なのですね。
しかし昔人間にはマイナスイメージのように映ります。いや昔人間など度外視し若者への訴求を優先した結果なのかもしれません。昔人間の我々はおいてけぼりって事のようです。