冬休み初日

長い休みの始まりです。
今年は7日しか無く通常より2日ほど少ないのですが、昔のように子供達と出かける事もなく全くのフリーなので暇を持て余してしまいます。
枕元の積読書(つんどくしょ)も残り少なく、今朝の寝起きでまた少し減ってしまいました。
「年内にスキーにでも。」と思っていましたが天気が悪そうです。ひとりでは雪の降る中、滑ろうなんて気が起こりません。昔は天気なんて全く気にせず滑っていたのですが…。やはり家族全員だとなにかにつけて楽しさが違います。スキーなどの遊びを介して家族とのふれあいを楽しんでいたのでしょう。
来年はT哉の結婚以外にも我家の大イベントが控えています。既にその準備にかかっているのですが、それにあまり気がないtanuoさんはどこか他人事です。「まあ、かみさんが喜ぶのならそれで良いか。」程度にしか思っておりません。それより何かと気忙しくなるのを億劫がっています。
そんな訳でその準備検討も気が乗らずすべてかみさん任せです。これって老化の所為?
どんどん増えてゆく書類などには目もくれず、暇に任せてブログの日記などにうつつをぬかしているtanuoさんです。


話題を変えて、昨日長時間に亘りTVを見ていました。
一昨日就寝前に点けた時にやっていたものの続きでした。夕べは早めに(9時過ぎ)に床に就いたのですが既にその番組が始まっていました。一体何時頃からやってたんでしょ。どうも再放送らしく、いかにもコンテンツ不足が進んでいる昨今のTV業界を象徴しているかのようです。
内容は漫画週刊誌に連載されていた物の実写版です。最近はアニメからの実写版が多いですね。流行りなのでしょうか。
割とマイナーな漫画雑誌で、セックスとバイオレンスものに紛れて掲載されていたものです。現代の外科医が幕末の江戸にタイムスリップしてしまい、そこで医療に務める。というものです。
荒唐無稽ではありますがとてもエキサイティングなお話です。
漫画愛読者のこの私、初めてこの漫画に接した時は久々にエキサイトしました。が、雑誌自体がマイナーな所為かこれを置いてある喫茶店も限られており、連続して読み続けていた訳ではありません。それでも点と点を補間するのは割りと容易で結構楽しませて貰いました。
描いているのは私の好きな作者で、彼の作品はいろんな漫画誌で好んで読んでいました。中には単行本全巻を買ったものもあります。漫画の単行本ほどコストパフォーマンスの悪いものは無いのですがそれでも万に近い金額をはたいているくらいですからその執着ぶりも想像できるでしょう。
【六三四(ムサシと読みます。)の剣】、【龍(ロンと読みます。)】などはその代表的なものです。
話の中で、主人公が行った行為で未来が変わり持ってきた写真までが変わる。というのがありました。明らかに映画【Back to the Future】を真似てのことです。原作にそんな話があったかどうかは解かりませんが、これには少々興醒めです。大体過去に持ってきた写真に未来の変化がフィードバックされる筈がありません。もしそれが有り得るなら本人の記憶にもフィードバックされる、或いはそこでの存在そのものにもフィードバックされる筈です。
いや、こんな屁理屈は止めましょう。元々のストーリー設定自体が荒唐無稽。単純にストーリーを楽しむ事にしました。こんなだから理系おバカは人に馬鹿にされるのでしょう。
そして番組内で来年4月にこの完結編が放送されるとの案内。こりゃあ是非見なくてはなりません。ん?その時期TVなんて見れる状況にあるかな?
最後はどんな展開になるのか、既に私は漫画誌を見て知っています。
現代に戻った主人公は元の現代とは若干違った世の中で、それでも元々それが当然であったかのように感じながら生きています。唯一違っているのは、設備も何もない江戸時代での経験から【国境なき医師団】に参加し、殆どの期間を設備の足りない海外の現場で過ごしている事です。
ストーリーの中で作者が常に訴えているのは滅私奉公の精神です。
最近の日本経済低迷の中で、就職難、非正規雇用などの話題ばかりですが、その一方で借金をしてでも社会貢献の為、海外でNPO活動をしている若者が多いと聞きます。
どうしようもないバカモノ(わかもの:若者)ばかりかと嘆いていましたが、「日本も棄てたものではないな。」と思わせてくれます。
村上もとか氏の作品が多少なりともこういった若者達に影響を与えているような気がしています。