C2H5-OH

若い頃壊した肝臓の所為でお酒はあまり飲みません。
せいぜい土日の夕食時に350mlのビールもどきを1本あける程度です。
いや、肝臓を悪くする前から酒量は減っていました。身体が無意識の内に調子の悪さを自覚していたのかもしれません。
最近の中高年の山ブーム、昼間から冷やしたビール持参で楽しまれている方をよくお見受けします。健康って羨ましいですね。
昔の事ばかり持ち出していかにも年寄り臭いですが、昔は行動中にアルコールを飲む人ってあまり見かけませんでした。飲むのはせいぜい行動を終えた夕食時。結構これが長時間に亘り続く事が多かったのですが。
冷静に考えればやはりアルコールは注意力散漫になったり判断を狂わせたり本来の運動能力を狂わせたりします。夏の炎天下の岩場で口をさっぱりさせる為に口を湿らせる程度の事はしていましたが、飲むというほどの摂取はしません。登攀終了後にこれ見よがしにワインをあける時でもせいぜいワイングラスに半分程度です。
やはりアルコールは一日の行動を終えた後、明日への鋭気を養う為に頂くのが順当かと思います。


な〜んて堅苦しい事を言っちゃいましたが、昨日鎌ヶ岳山頂で真っ昼間から少々頂いちゃいました。今年の1月頃にもお神酒をたっぷり頂いちゃいました。軽い酩酊を味わいながらの山歩き、結構おつなものです。でもほどほどにしておきましょ。何事もほどほどが宜しいようで。
山でのアルコールの定番って言うと、
1000円程度(今ならもっと廉いかな?)のテーブルワイン。(夏限定)
ウイスキー(レッドくらいからせいぜい角瓶)
ブランデー(VO、VSO程度)
日本酒(凍り易いので期間限定)
くらいですか。
ウイスキー、ブランデーはお湯割りで。身体を暖めるという目的もウエイトが大きいです。
それに蜂蜜やコンデンスミルクなどを垂らすとこれがまた格別の味です。
そういえばカフェロワイヤル、アイリッシュコーヒーなんてのもビバーク中の楽しみでもありました。
行動中は飲まなくても山でのアルコールの話には事欠きません。やはり人間って基本的には皆飲兵衛なのでしょうか。