我が国の事ながら、困ったものですね。
尖閣諸島の事件での中国漁船船長の釈放、検察の独自判断っていうのは問題ですが、大筋では釈放で良いのでしょう。なにもバカと喧嘩する事はありません。それこそこちらまで同レベルのバカになっちゃいます。ここは大人になって面子など捨てても良いと思います。
最近の中国の存在感からつい普通の民主国家のように勘違いしがちですが、この国は共産党一党独裁の国だった事をこの事件が再認識させてくれました。
なによりも面子が重要で、思い通りにならなければどんな手を使ってでもそれを押し通そうとする。旧ソ連と同じだったのです。駄々っ子に対してこちらがいくら正論を言っても通じる訳がありません。バカは刺激せず放っておくのが一番です。
しかしこのバカにバカなまねをさせたのは他ならぬ日本であるとも言えます。体当たりという悪質さと言っていますが窮鼠は猫をも噛みます。現場に居合わせてもいないので実際のところはよくわかりませんが、今まではこの海域で今回のような事はなかったと聞きます。では何故?おりしも民主代表選で的確な指示をする者がいなかったという事でしょうか。そしてその後も外交問題とも思わず無関心だった事が問題を大きくしてしまったようです。
「自民党が政権担当していればこんな事にはならなかった。」と言う識者も多数います。自民党なら多数のコミニュケーションルートを持っていたと言う事でしょう。
昨日寝る前にTVを付けたらバラエティー番組なるものをやっていました。「こんな問題を抱えている時に、なんとまあ脳天気な!」と思った私が偏執狂なのでしょうか。中国では連日連夜このニューズが取上げられているそうです。こんなところにも無関心な日本とこの事に全員が注視している中国との気持ちの上のギャップが現れているように思います。
駄々っ子中国と大人になりきれない脳天気な日本、このまますれ違いと報復がエスカレートしなきゃあ良いのですが。