お付合い

今日のNetニューズから。


尖閣諸島近海で起きた中国漁船衝突事件について、米政府は事件は偶発的なものではなく、中国政府黙認の下で起きた「組織的な事件」との見方を強め、中国の動向を警戒している。-------


元々がデリケートな海域でもあり、「もっと穏便に済ませられなかったのだろうか。追い払うだけで、しつこく追い回す事もなかったのではないか。」などと思っていました。
そして危惧した通り中国の強行な態度。中途半端に民主化された国民はナショナリズムに走り、デモだけならまだしもいろんなところでテロまがいの行為にまでエスカレートしています。
国民ひとりひとりが大人になりきれていない、冷静な対応ができない国は本当に厄介なものです。
中国政府も民衆の圧力を無視する事もできず、外交のみに頼る事もできずに首脳会談の延期にまで発展しています。
しかし冒頭に記した記事を見て、「えっ、そんな見方もあるのか?」と驚いてしまいました。「もっと穏便に。」という思いがすぐ浮かぶ私は、やはり典型的な平和呆け日本人なのかもしれません。
冒頭の記事では「どの程度まで米国が日本を擁護するのかが試されている。」と続いています。
独立国家として外国と付き合っている国々はかくも深く海外との関係を推し測っているのかと思い知らされた次第です。
お互い国交断絶までエスカレートしないよう歯止めはかけながらも、それでも常に小さなジャブの応酬によって相手の出方を窺っているのです。
11月にはS司が上海へ行く予定ですが、「トラブルに巻き込まれなければ良いが。」とすぐ思うのは親バカの為せる業なのでしょう。しかしよくもまあよりによってこんな時にいざこざを起こしてくれたものです。S司が帰ってきてからにしてくれれば良いものを。…これも親の身勝手ですね。


今日内閣の顔ぶれが決まったようです。
岡田さんのあとがまで前原さんが外相に就くそうです。国交相で露呈した、考えの足りなさ稚拙さを見る限り空恐ろしさを感じずにはいられません。まるで幼稚園児が老獪な狸親爺達と対峙して行くようなものです。菅さんを筆頭に幼稚園児内閣でどうやってこの難局を乗り切るつもりなんでしょうか。
自民党時代から続いた密室での党首選びが、議員投票と民主党員での投票となりよりオープン化した。」と多くのメディアが賞賛していますが、私の目にはより衆愚政治に陥り易くなったとしか思えません。議員投票だけなら小沢さんが党首になっていたでしょう。小沢さんならなんとかこの状況を乗り切ってくれるかもしれないと淡い期待を抱いていたのですが…。
いよいよ円預金を全額外貨に替えて国外移住するしかないか。