風来坊

夕べかみさんが、「手羽先が食べたい。S司も食べたいと言ってるから明日はA駅で待ち合わせね。」
と一方的に決められてしまいました。明日はS司も早く帰ってくるそうです。
最近は彼女と夕飯を伴にする事が多いそうで、その食事の内容がコンビニ弁当だったりファーストフードだったりと、いかにもしまり屋のゆとり世代らしいです。飾りっ気が無いと言うか、背伸びしない等身大のお付合いとでも言うか…。
そんな中でのことなので、これ幸いとばかりにS司を出汁に風来坊。私も、と言うより私のポケットマネーが目当てなのは言うまでもありません。
そして今日の夕方、A駅で待ち合わせ。喜び勇んで行ってみれば風来坊はお休みでした。どうも水曜休みのようです。
かみさんとS司は焼き鳥とか手羽先が大好きなようですが、私は特に好きって訳ではありません。いやどちらかと言うとあまり好みではありません。だって何もかも同じような味だし、他に食うもんなんてありませんし。同じ食べるなら鳥以外にもいろいろ味わいたいですよねえ。
がっかりしている二人とは裏腹に私は「シメシメ。」
突然、「お父、あんた心の中で喜んでいるんでしょ。」
「いや、残念だなあ。」
「心にも無い事言わなくて良いわ。『ああ良かった。』って顔に書いてあるよ。」
なにもかも見透かされているtanuoさんです。
結局家の近所の○○飯店へ。ここもあまりお好みではありませんが、お値段だけはお気に入り。早い話安上がりなんです。