今日の帰りはカカバスのお迎え。
お迎えの日は必ずというくらい外食。当然の事ながら私のお小遣いから奢らされます。可処分所得の半分はこれで消えて行きます。ふ〜。
今夜はイタリアン。お手頃なセットメニューを頂きます。
デザートにケーキが付いていましたがこれはテイクアウト。頂き物の大福があると聞いていたので。
年の所為か油脂の塊のような洋菓子よりさっぱりした和菓子に嗜好が移ってしまいました。
帰宅後その大福を頂きます。丁寧にひとつづつ包装されており大きさもかなりのものです。取り出してみると羽二重餅のように柔らかく、日持ちをさせる為か餅の代わりに【りゅうひ】を使っているようです。
持ち重みのするその大きな大福を一口齧った瞬間甘ったるい香りが。これはバナナの香りです。齧った跡を見ると紛れも無いバナナ。
そしてその周りには生クリーム。「ゲゲッ！」と言いたいのを我慢してもう一口。今度は申し訳程度の小豆餡と一緒に苺が現れました。これは違和感無しに頂けます。
ふと古い記憶が甦り、包み紙を見て「ああ、やっぱり。」
去年だったかと思いますが、岐阜県の和菓子屋さんが作っている【フルーツ大福】なるものが新聞に載っていた事があります。
まあ旨いと言えなくもありませんが、これって洋菓子ですよね。お年寄の領分に達したtanuoさんには脂臭くて味がくど過ぎます。
頂き物にケチを付ける訳にも行かないので、「うん、旨い旨い。」と言いながら頂きましたが、これじゃあテイクアウトしたケーキを食べたのと変わりません。なんだか口直しにさっぱりしたものが頂きたくなっちゃいました。
油脂っぽいものを受け付け難くなっている私の身体同様、食べ物に対する新しい発想を受け入れられなくなっている私の頭も老化が進んでいるのかも知れません。
