猿投温泉

「温泉行きたい。」
「どこの?」
榊原温泉。」
「ふ〜ん、いいよ。」
「白骨。」
「いいよ。」
「やっぱりいいわ、遠いから。」
下呂は?」
「遠い。」
平谷。」
「遠い。」
「癒やしの癒(ゆ)。」
「あんなもん温泉じゃない。銭湯だ。」
「じゃあ竜泉寺。」
「あれも温泉じゃない。」「そうだ猿投温泉が良い。」
「高いよ。」
「高くてもいい。」
てな訳で行ってきました。
先ず美容院へ行って、ランチを頂いてから温泉へと思っていましたが、美容院が混んでいて予約が昼過ぎになるとか。
じゃあ先に温泉、それからランチ、帰宅後昼寝してからかみさんを美容院へ。と変更。
午前中にDemio君の洗車を、と思っていましたが、これも午後かみさんの昼寝中にと変更。
Netで金泉閣の道を調べます。下道は解かり辛いのでグリーンロードから。「フムフム、加納ICで降りれば良いのか。」


http://www.sanageonsen.jp/iwaburo/index.html


グリーンロードを降りてからは一度曲がるだけで後は一本道。山の中の一軒家ですが道路も片側一車線の完全舗装。近付くにつれ道路脇が植栽で飾られ良い雰囲気です。舗装路の鈍詰まりが猿投温泉金泉閣。小雨の中日帰り温泉客の誘導の為、要所要所に旅館の人が傘を差したまま立っています。一帯が庭園のように手入れされておりとても落着きます。
日帰り温泉としてはそこそこの広さですが、お客さんが多く狭く感じます。山の斜面に造られている為、自然石を利用した石組みとなっています。露天風呂は浴室奥の階段を登り外に出た所に造られています。
空いていればゆったりと出来、良い温泉ですが、人ごみの苦手なtanuoさんにはちょっと残念です。
泉質はラドン泉との事で、山陰の三朝温泉と同じです。放射線もごく微量なら免疫力を増強してくれるようです。
まあ、【毒変じて薬と為す。】と言うくらいですから、毒も薬も匙加減次第って事なのでしょう。
館内の案内でも源泉の飲用を勧めており、浴室内には飲用のスペースもあります。またペットボトル持込でお一人様10Lまで無料で持ち帰りが出来るそうです。
温泉成分は皮膚からの吸収はごく微量で飲用するのが最も効率的だそうです。そういえばヨーロッパの温泉って普通は飲用が一般的ですね。
入浴後、かみさんはしきりにこの温泉を褒めています。久しぶりに温泉らしい温泉に入れたと。
「この前の湯ノ山温泉でも源泉に浸かっただろ。」
「熱いだけで温泉の匂いがしてなかった。」
「硫黄泉じゃないんだから匂う訳ねえだろ。湯ノ山の源泉でもヌルッとしてた。」
「上がった後のしっとり感が違う。」
まあ、ああ言えばこう言う。で毎度の押し問答。
グリーンロードでまた名古屋へ。ランチはかみさんお勧めのところ。中華ですがデザートのバイキングが付いているそうです。それぞれ別のコースをオーダーし、全てはんぶんこ。この方が多くの種類が楽しめます。まるでフルコース。
そしてデザート。至って少食でいつもとペースが違います。
「どうしたの。」
「もう入らん。」「体重は1kg増えただけなのにお腹の周りに贅肉がついてパンツ(Gパン)が入らん。」
痩せっぽっちのかみさんでも人並みにダイエットが気になるようです。最大の理由は服が着れなくなる事のようですが。
「上半身の筋肉が落ちて、それがみんなお腹周りの脂肪に変わるんだわ。」
甘いもの大好きっ子だったかみさんが食餌制限するとはね〜。かみさんも年を取ってるんですね〜。


さあ後は帰ってから私はDemio君の洗車。かみさんは昼寝と美容院。
今日は久しぶりにかみさんとゆったりデートでした。
小雨が降っているのでDemio君の洗車はスポンジで撫ぜるだけで済んでしまいます。後は雨が汚れを洗い流してくれます。ガラスコーティング様々です。