還暦

いえいえまだ来年の事です。
昨日かみさんと食事中、「来年、どうする?」と聞いてきたのです。
そんな事全く考えだにしていなかったものですから、一瞬誰の事かと思ったくらいです。言われて初めて「ああ、俺の事か。」と納得した次第。年齢的にはそうなのでしょうが心情的には全くピンと来ません。赤ちゃん帰りして赤いチャンチャンコ? まだまだ煩悩の塊のようなtanuoさんなのです。そんなのとてもとても。
人を呼ぶかと聞かれてもそんな気にはなれず、「呼ばん。」それで家族だけで食事会でもって事になりそうです。
「じゃあ、どこへ食べに行く?」
「××。」
「そんなとこ嫌だ。もっと高級な所が良い。そうだここにしよう。」
「ふ〜ん、良いよ。」
「お金はT哉に出させてやろ。」ちゃっかりしたおかみさんですわ。
そう、昨日はかみさんお勧めの中華屋さんへ行ってたのです。
ここは私にはあまり好きになれないお店なのですが…。
われわれのように年を取ると食も細くなり量が少なくてもまあ我慢できますが、子供達には我慢できないでしょう。
そうなんです。ここって高級店を気取っているのか一皿の量が極端に少ないのです。中華って大人数で多品種の料理を一皿づつ取り、それを皆で分け合って食べるものです。一皿の量が少なすぎて二人が取ったらもう無くなってしまうようでは会食には向きません。中華以外でもそうですが日本の料理屋ってどうしてこんなに量が少ないのでしょう。これって日本だけです。
一品1,500円ほどしていても原材料費って100円くらいのものです。1.5倍の量を使っても150円でしょ。それとも量を減らしてもう一品か二品余分に取らせようって魂胆でしょうか。そんなことするよりたっぷりの量で客に満足感を与える方が余程顧客の囲い込みに繋がると思うのですが。
香港で飲茶を食べに行った時、さんざん食べた後で炒飯を頼んだら大皿にてんこもりで出てきたのには驚きました。日本の通常のお店の5倍くらいあったかな。そしてこのお店と比べたら10倍ほどになりますか。
量が少ないと高級だなんて大分考えが狂っていますね。私だけならこんなお店へは二度と来ないのですが、かみさんが今はここが気に入っているようなので、かみさんに合わせています。これも家庭平和の為。おとうさんはいろんなところで気を遣っているのです。