どうしましょ〜ル

先週金曜日の出勤時、カカバスの中でかみさんが「伏見で売ってるらしいから堂島ロールを買ってきて。」
面倒臭がりやのtanuoさんは、「どこか解からん。」
「伏見の交差点だから探せば解かる。」
「面倒臭い。反対方向だったら電車に乗り遅れる。」
その後は駅に着くまで車の中で押し問答。
そんな一悶着もありましたが、お人好しのtanuoさんは職場に着くと同時にNet検索。始業時刻までの一時間ほど、いつもはニューズを見たり調べ物をしたりしている時間です。
堂島ってたしか大阪の地名だったよな。堂島で検索したらすぐ出てきました。大阪に本店がある、【Mon chou chou】というケーキ屋さんで、東京や名古屋にも進出しているようです。
どうせTVで紹介されたか、近所の奥様方の口コミで流行っているものだと思います。まあ一年もすれば誰も見向きもしなくなるのでしょうが、一度食べておけばかみさんも納得してもう買って来いとは言わなくなるでしょう。
名古屋伏見店のページを見ると予約専用の電話もあるようです。一過性にせよ今流行っているのなら飛び込みで行っても待たされるかもしれない。それで昼休みに電話予約。が、翌日以降の予約を受け付けているとの事。
「上手い事を考えたな。」一本取られた気分ですが悪い気はしません。
不確定な売上に対し仕込みが多すぎれば無駄になるし、少なければ販売の機会損失となります。予約分は確実に売れる訳でこの分は全くリスクをとらずに済む訳です。PCメーカーのDELLなぞはもっと賢く、受注と同時に決済まで済ませそれから製造に取り掛かる訳で、不良在庫など一切出ない方法を採っています。この独自のビジネスモデルでPC界の雄に躍り出た訳です。
買った側はカード決済なので発注時は未だ支払っていないと思いがちですが、クレジットカードというのは販売側はその受注時点で決済が済んでいるのです。
【Mon chou chou】さんも受注をNetで受付けカード決済にしておけばレジで支払いの手間も省けるでしょうに。
結局土曜日に取りに来るのも面倒なので予約は中止。
帰宅後その事を話すと「月曜日に貰って来て。」と言う。食べたいと思うともう止まらないらしい。
それで日曜日に予約を入れ月曜退社後受け取ってきました。予約時には懇切丁寧に地下鉄利用なら3番出口が近いとか、駐車場がない事とか、混んでいても予約の場合は並ばずに直接名前を告げればよい、などといろいろ説明してくれる。こんな電話対応もNetで予約受付なら省けるのにねえ。まあこの混み具合も一過性で半年経てば閑古鳥が鳴く事も織り込み済みなのかもしれませんね。
そして昨日の月曜日、かみさんは遅番。堂島ロールは冷蔵庫に仕舞っておき、私ゃ早々に寝室へ。
その内にかみさんもS司も帰ってきたようで階下が賑やかです。お茶を飲みに階下へ降りるともう食べ終わった後のようで約1/8程が残してありました。
S司曰く「おっかあが凄い勢いで食べてた。」S司が1/8を食べる間に3/4を食べてしまったそうです。
そうか、S司はまだかみさんの本当の恐ろしさを知らないんだな。子供達がまだ幼かった頃、かみさんは12インチのデコレーションケーキを一度にひとりで平らげていたのです。わたしなど甘いものを食べると頭が痛くなったり気持ち悪くなったりするのですが、かみさんにはそのような拒絶反応は全くないようです。直径12インチっていうと最大サイズの半導体ウエハーと同じです。直径が約30cmのデコレーションケーキを一度にペロリなんて信じられますか?


そして今日の帰宅後、夕食後のデザートに残っているかな?っと冷蔵庫を覗いたら、「なっ、無い!」
S司が食べてしまったのだろう。おいおいスポンサーである私の食い分は無いのかよ。
もう二度と買ってやるもんか。それに対しかみさんは、「もう良い。何度も食べたくなるほどのものでもない。」
「あっ、そう。でも私、味見してないんですけど。」
どうしましょうね。味見してみたい気もするし、どうでも良いような気もするし。
ほんと、どうしま(堂島)しょ〜ル。