お土産




たったこれだけ。
この他にもワインが2本宅配便で先に送られてきましたが、その前に「開けんといて。」と電話があったらしい。
研究室へのお土産のようですが、いつ、どこで飲むのだろう。まあ大体の察しは付きますが。というか研究室内しかありませんわなあ。
3ヵ月後に旅費として25万円程返ってくるそうですが、かみさん曰く「どうせまた踏み倒されるんだわ。この前も一銭も返してもらっていない。」
今はバイトもやっておらず全く稼ぎがないのだから致し方の無い事ですが。
「きのう2万円あげたら喜んでいた。【ちゅるちゃん】と呼んだら怒っとった。」幼稚園児じゃあるまいし【ちゅるちゃん】はないだろ。
いくつになってもかみさんからすると幼稚園児のままのS司のようです。

昨日晩酌の後に迎えに来て欲しい旨の電話。行こうとしたらT哉が制止。「飲酒運転はダメ!」と代わりに行ってくれた。誰に似たのか堅苦しいヤツだ。ん? オレがチャランポラン過ぎるのか。
S司は帰宅後真っ先に私に報告に来ました。ボ〜っとしているようでもだんだん大人びてきています。
「特に良いってほどの結果じゃないけど、まあ悪い方ではなかった。」曖昧な結果報告ですな。
「質問はどうだった?」
「ひとりは日本人みたいな顔でバリバリのジャパニーズイングリッシュだったから、こっちもジャパニーズイングリッシュで答えた。何を言ってるのかよう解からん人がいたけど一応なんとかなった。」
まあ日常会話と違って専門用語ばかりだから単語の羅列だけでもある程度のコミュニケーションは図れるのでしょう。
同じ研究室の同僚と二人で珍道中。トロントでトランジットだったそうですが、そこでイミグレを済ませその時に荷物も通関する事になっていたそうです。本人達は荷物はモントリオールまで直行するものと思っており、着後まだトロントにある事を知り送ってくれるよう頼んだそうです。片言の英語でも二人なら文殊とまではいかなくても鎮守の知恵くらいは絞り出せたのかな。
結局S司は発表の時にスーツが間に合わず普段着のままだったそうです。でも結構普段着のままの人って多いんですよね。向こうの人は日本人のように恰好で人の値踏みはしません。そんな一面を知り得た事も今回の珍道中のひとつの成果でしょう。
中学までオネショしていた子がだんだん親の手から離れて行くようでチョッピリ寂しい報告会でした。