Beer

明日からもう8月。
昨日は日中夏空が覗いていたようですが、今日はまた終日曇り。
一体どうしちゃったんでしょ。今年はこのまま梅雨前線が秋雨前線になっちゃうのでしょうか。
かみさんは「土用干しが出来ない。休みの間、どこか晴れている所で干して来て。」などと訳の解からない事を言う。
「四国は明けたらしいから休日特割で梅干を干しに行ってこようかな。」と言うと、
「そんな遠くまで行かんでいい。」
冗談言うから冗談で返しただけなのに…。
天候不順の所為でエアコンの売れ行きが悪いそうです。という事は今年はホトカプラは品薄にならずに済むのかな? あっ済みません、内輪の話です。
この様子ではビールの売上も上がらないでしょうねえ。ただでさえ消費が落ち込んでいる時に、天候までもが足を引っ張っています。泣きっ面に蜂とはまさにこの事のようですね。かと思えばエコカーの特典が得られない来年まで納車がずれ込むほどのハイブリッドカーの売れゆき。これだけ所得が減っていても、お金ってあるところにはあるんですねえ。
ビールと言っても我々庶民の喉を潤しているのは所謂ビールもどき。発泡酒とか第三のビールとか言われているものです。実際出荷量ベースでは既に本物のビールのシェアは50%を割っています。
いつも第三のビールしか飲む事のできない私ではありますが、本物のビールが飲める裕福な家庭の人達を羨んでいる訳でもありません。そう、わたしには第三のビールこそが本物のビールなのです。味だって酒税法で言うビールよりもよほどビールらしいです。
若い時に患った病のおかげで肝臓を傷めている私はアルコールを飲むのは土日の夕食時だけ。それも350mL缶一本だけ。おかげでエンゲル係数も低く抑えられています。肝臓病万歳!
独身の頃はいつも大瓶1ケース単位で買い置きしていました。そして銘柄はキリンラガー。ビールといえばこれしかないでしょ。他メーカーの物はどれも味が薄い。同じ値段なら水で薄めたようなものなんて飲めません。そんなもの飲まされたら腹が立ってくる。外で飲む時も当然キリンラガー。どこのお店でもキリンは置いてありましたが偶に無い店もあり、そんな店には自然に行かなくなってしまいます。夏場、ビルの屋上ビアガーデンで生を飲む事もありましたがあくまでも夏を楽しむ為がメインであり、ビールの味としてはやはりラガーが一番でした。
まあこれはキリンラガーを飲み慣れていただけの話でこれが本物のビールの味かどうかは私には解かりません。
そのラガーも今は生になってしまったそうです。なんだか昔の味と違い、あの味はもう味わえないのかと思うと寂しく思います。
(ラガーは生の反対の意味【長期保存が効く】だった筈なのに、生でラガーなんて呼ぶのは変ですね。)
そして冬場は安物ウイスキーがメインでした。銘柄はサントリーレッド。ビールはどれも同じ値段(エビスはほんの少し高かったですが)なので口にあったものを選んでいましたが、ウイスキーはピンキリです。ピンの方は経済的に許されないのでキリ(トリス)一歩手前のレッドがお手頃でした。但し決して旨いものではないのでただ酔う為だけに飲んでいたように思います。偶に角瓶やらオールドを飲むと、「世の中にはこんな旨い酒をいつも飲んでいる人がいるのか。」と羨んだものです。
という訳で昔から私はビールはキリン、ウイスキーサントリーでした。残念ながら今は気分次第で定まっていませんが。
その両社が合併するそうです。日本国内では圧倒的な規模になる訳ですが、海外に目を向けるとまだまだ。(食品メーカーとしてやっと5位くらいだったかな)
景気低迷が続く中、国内ばかりに目をやっていても活路は見出せないのでしょう。今後は海外との間で合従連衡が繰り返されるのでしょう。
海の向こうでは誤認逮捕されたHB大の黒人教授と逮捕した側の白人警官を、オバマさんが招待してビールで仲直りしたとか。
ヨーロッパではビールというと依然として低下層の人々の飲み物というイメージがあります。高級レストランなどではビールなぞ置いてない所もあります。
オバマさんのこの件がビールの地位向上に繋がると良いですね。

Good Luck Fine Pilsner!!!