理系クン

うちのお坊ちゃま、昨日に続き今日も学校に泊まり込み。
新学期もまだ始まっていないのに。そういった事はあまり関係ないのかな。これはもう【理系クン】の予備軍です。
つい先日、Net配信の記事を見ました。題して「婚迷時代の男たち」。
【婚活】という言葉もごく最近知ったばかりの私ですが、この婚活自体が女性と隔離されてきた理系男性にとっては至難の業なのだそうです。
もともと男子は虚弱で成長過程での死亡率が高い。それを埋め合わせるべく長い進化の過程で、女子より約5%多く生まれるようになり帳尻が合っていました。ところが医学の発達で、淘汰されるべき筈の5%も確実に成人するようになってしまいました。当然5%の男共が配偶者からあぶれる訳です。それに輪を掛けて年々下がる出生率。年下の配偶者候補は減る一方。おまけに男女雇用機会均等法のおかげか、経済的に安定し自立する女性が増えそれ自体は良い事なのですが、「家庭に入って束縛されるより一生独身の方が気楽。」などと考える女性も多くなっています。
おかげで男性にとっては配偶者選びではなく配偶者探し、いや配偶者争奪戦となっているようです。
中でも青春時代を女性と接する機会も無く、ただただ勉学のみに励んできた「理科系」の男性達は、どう女性と接して良いのか全く解からず、「お見合いパーティー必勝セミナー」なるものを受講し涙ぐましい努力をしているそうです。
若い頃から男の品定めに勤めてきた女性達からすると魅力なぞ感じる筈がありません。まるで子供を扱うが如く手玉にとってしまうのは誰の目にもあきらかです。
そんな中、この記事で紹介されていたのがコミックエッセイ「理系クン」です。作者自身が女性に不慣れな理系男性と結婚した経験から理系男性の数多とある良い点を紹介してくれているようです。
「理系男性との結婚は国際結婚と同じ。お互い違うところだらけと言う事を前提に理解に努めれば良い。」
うちの【理系クン】(S司)にとっては良い流れです。理解しようと努めてくれる女性が増える事は本当に有難いと思います。しかし大勢はまだまだ理系クンに厳しい世の中である事に違いはありません。
おん歳25才、そしてまだまだ学求の身。所得が得られるようになるのは30歳近くなってから。それもひとりが食べていけるかどうかの薄給。「私が養ってあげる。」なんて言ってくれる女性が現れる訳なぞありません。
我家の理系クンにはまだまだ厳しい冬の時代が続きそうです。